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アトムス・フォー・ピース(Atoms For Peace)来日中

Atoms For Peace『AMOK』

ポール・マッカートニー東京ドーム公演の余韻に浸っていたいところだが、実はアトムス・フォー・ピースも来日していて、18日の大阪より公演がスタートしている。ワタシは、明日22日とあさって23日の東京公演に行く予定である。

ポールがレジェンドにして現役なら、こちらは現役中の現役で、かつ未知の領域を切り開くイノヴェーターだ。トム・ヨークのソロアルバム『The Eraser』は、当初よくできたラップトップミュージックと思われていたところ、2010年に突如ライヴ活動を敢行した。

トムがパートナーに選んだのは、レディオヘッドで既に気心の知れているナイジェル・ゴドリッチはまだしも、なんとレッチリのフリーまで巻き込んだのだ。これだけで既にわくわくしてしまうが、実際のライヴは更にすさまじかった。フジロックで観たライヴは、ヘッドライナー前だがどう考えてもこの年のフジのベストアクトで、歴代でもベスト5に数えていいと思う。

ラップトップミュージックが、よもやの肉体性に満ち溢れたアプローチで再現される。CDで聴くのとは全く異なる、幅広い表現力とビートの洪水に、その場にいる者はさらされる。ロック界にて常に半歩先を行くレディオヘッドだが、それとはまた違う形でこのスーパーバンドは半歩先を行く。そして今年、アトムス・フォー・ピース名義でアルバム『AMOK』がリリースされた。

ほんとうならアリーナクラスの会場でやってもおかしくないはずだし、欧米ではフェスのヘッドライナーをこなしているほどだ。スタジオコーストは国内最大のキャパシティーのライヴ会場だが、今回ばかりは場内が狭く感じてしまうかもしれない。

というわけで、明日あさってが楽しみだ。

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