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オープニングアクト

Manic Street Preachers『Lifeblood』

最近観に行く洋楽アーティストのライヴに、オープニングアクトがあることが多い。カサビアンにはグレート・アドベンチャー、ジョンスペにはキルズ、ビーズティ・ボーイズにはル・ティグラといった具合。今週末のマニックスにはデトロイト7という日本のバンドが抜擢されていて、来月のR.E.M.にはdoaというバンドが、グリーン・デイにはシュガーカルトがあてがわれている。先日のソニックマニアにも、日本のバンドが各日2組オープニングアクトとして出演していた。

音楽性が近かったり、ピンでもやれそうな力量のあるアーティストが抜擢された場合は、納得できるしお得感もある。ジョンスペのときは、キルズが前座だったのもチケットを取る動機になったし、実際ライヴもいい出来だった。対照的に、中には微妙な組み合わせもある。doaはオンラインで試聴してみたのだが、かつてのビーイング系のような音で(実際1曲は稲葉浩志が作詞している)、なぜにこんな連中がR.E.M.の前座を務めることになったのか、さっぱりわからない。

これまでに観てきた中で豪華と思えた前座は、99年ビースティーズのときのショーン・レノン、2000年タヒチ80のときのIVY、2001年Jマスキスのときのナンバーガール、2002年プライマル・スクリームのときのブン・ブン・サテライツ、2003年パティ・スミスのときのJUDEなどが挙げられる。また純粋にパフォーマンスとしてよかったのは、99年ジョンスペのときのMAD3、96年アッシュのときのプリ・スクールなどが記憶に残っている。さて、今週末のマニックスの前座のデトロイト7は、どちらに転ぶだろうか。

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