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Char@フジロック’21

公開日: : Fuji Rock Festival'21

Char@フィールド・オブ・ヘヴン

活動の幅が広い人で、かつてはティム・ボガートやカーマイン・アピスと汲んだトリオ、金子マリらとのスモーキー・メディスソ、数年前のフジロックでは仲井戸麗一とのユニットで、それぞれ観たことがある。が、純粋なChar名義のライヴを観るのは、今回がはじめてかも。

「おはようございます」と、まるで業界人のあいさつでChar登場。バンドは、Char、ベース、ドラム、キーボードの4人編成だ。軸は当然Charのギターで、まるで手足の延長のようにギターを操り、滑らかで心地いい音をヘヴンの空と大地に轟かせる。

歌も歌える人なので、ヴォーカル入りの曲も演奏されるが、歌よりもやはり即興プレイの方に目と耳がいく。曲によっては、キーボードやドラムのプレイをフィーチャーしていた。この人は、バンマスでもあるようだ。

終盤、ついにこの人の看板曲『Smoky』が。グリーンステージならともかく、ヘヴンなら徹底してディープでマニアックに攻めてもいいのではと思うが、そうしないのがこの人のバランス感覚なのだろう。

10年以上前のフジロックで、場内を歩くCharを見かけ、握手してもらったことがあった。目を見てがっちり手を握り返してくれ、気さくな人だと思った。決して気取らないが、やはりこの人はスーパーギタリストだ。

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