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来日ロック伝説

CROSSBEAT (クロスビート) 2007年 08月号

現在発売中のクロスビートの記事「来日ロック伝説」が、個人的に久々のヒットだ。先頃来日公演を終えたレッチリやマイケミ、ナイン・インチ・ネイルズのレポートやインタビューを前の方に持ってきてはいるが、以降は歴代の来日公演の模様や裏話などを掲載していて、貴重なエピソードを読むことができる。

こうした特集は、えてして古い記事が中心になりがちなもの。しかしここでは、ビートルズやクイーン、デヴィッド・ボウイなど最小限に留められ、むしろ90年代以降のアーティストにスポットを当てている。グリーン・デイが初来日時にボーリングに興じ、セーラー服姿でライヴを敢行したこと。レデイオヘッドが公演のため長野に移動中、豪雪のため電車がストップしたところ外に出て雪合戦をしたこと。ゲーセンにハマるジョンスペ、富士急ハイランドのアトラクションにビビるマリリン・マンソン、大ファンだというNOAHの三沢光晴と対面して感激したランシドのラーズ、東京駅でドル札で買い物をしようとしたジェームズ・ブラウンなど、知らなかったエピソードが連発されている。プロモーター毎のページもあって、スマッシュとクリエイティブマンからも貴重な裏話が。これでウドーからの取材も取れていたら、ほぼ完璧だった。

個人的には、海外のアーティストが日本に過剰な思い入れを抱くのはまれなことだと思っている。日本は英語圏の国ではないし、そもそも誰だって自分が生まれたり育ったりした国の方により深い思い入れを抱くのが当たり前だ。なので、アーティストがライヴ中のMCやインタビューなどで日本について好意的なことを言っても、そんなのどうせリップサービスでしょ、という醒めた気持ちで受け取ることがほとんどだった。そりゃ、中にはマーティ・フリードマンのようなかなり優れた日本通もいるし、ケミカル・ブラザーズのようにまた来るのかよという輩もいるが(笑)。

ただ、こうして記事を読んでみると、日本もまんざらじゃないなという気にもさせられる。来日時にレコーディングしたという、ローリング・ストーンズやザック・デ・ラ・ロッチャ。現在日本に住んでいるという、ジム・オルーク。そしてアーティストと日本人との国際結婚といえば、まず浮かぶのはジョン・レノンとオノ・ヨーコだが、昨年ウィーザーのリヴァース・クオモが、日本人の女性と結婚している。

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