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攻殻機動隊 大原画展(2017年)

公開日: : 最終更新日:2022/05/02 イベント・展示

攻殻機動隊 大原画展(2017年版)

4月4日から8日間、の原画展が開催されていた。実は3年前の開催にも足を運んでいたので、今回は迷った。が、結局行ってきた。

場所は、3年前と同じ池袋西武別館2階のギャラリー。前回はかなり遠回りしてしまったが、今回は(恐らく)最短に近いルートで行けたと思う。3年前は『ARISE』にリンク、今回はハリウッド実写版『ゴースト・イン・ザ・シェル』にリンクした展示だ。

展示は、押井守版の劇場用2作、士郎正宗の原作、S.A.C.、ARISEの順に原画が掲載。3年前より原画を増量したという触れ込みで、なるほど確かに壁を埋め尽くさんばかりに貼り付けられている。原画はどれも緻密で、ハリウッド実写版がまんま取り入れているのもうなづける。

3年前は入り口にタチコマのオブジェが展示されていたが、今回は押井版原画の途中にハリウッド実写版で少佐が乗っていたタイプのホンダのバイクが展示されていた。漆黒のボディはシンプルでいながらカッコよく、デザインは『AKIRA』での金田のバイクをちょっと彷彿とさせる。また、S.A.C.の原画の終盤には、タチコマのパネルがあった。原画はもちろん撮影禁止だが、バイクとタチコマパネルは撮影OKになっていた。

少佐が乗っていたホンダのバイク

押井守版の劇場公開が1995年、士郎正宗の原作に至っては1989年発表で、それが今なお古びておらず、むしろ時代がやっと追いついた感さえある。実写版は、日本発のマンガ・アニメーション作品がハリウッドで正当に表現された、最初の作品になっていると思う。クールジャパンではないが、日本人ならとして誇らしく思っている。

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