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ポール・マッカートニー(Paul McCartney)『Good Evening New York City』

ポール・マッカートニー(Paul McCartney)『Good Evening New York City』

2009年にリリースされた、のライヴCD+DVD。ワタシは2CD+2DVDのデラックスエディションを入手していた。

まずはCD2枚組の方。テンポよく次から次へと曲を演奏しているように聴こえ、これはこれで充実。全33曲のうち過半数がなのは、ここ20年のポールのライヴではお馴染みのこと。『Drive My Car』で始まり、中盤にに捧げた『Here Today』、ジョージの代表曲のひとつ『Something』をウクレレで始めてバンドバージョンに移行するのは、以前のライヴでもやっている。そして、終盤は怒涛のビートルズナンバーの洪水だ。

そうした基本構成は変わらないながらも、やはりこの時点ならではの曲も披露している。『Memory Almost Full』からの『Dance Tonight』や、なんとファイヤーマン名義での曲まで。こうした曲は、主に中盤で演奏されていた。例えばのライヴもそうだが、やポールがほんとうにやりたいライヴは、後半のベストヒットよりも前半から中盤にかけての新曲やレア曲の方なのでは、と思うことがある。

DVDの1枚目は、全33曲を収録したライヴ映像だ。会場はニューヨークのシティ・スタジアムだが、かつてはシェア・スタジアムとして親しまれていたところ。改修のため2008年に閉鎖され、その1年後にシティ・スタジアムとしてリニューアルオープン。更に言えば、史上初のスタジアム公演を行ったのがビートルズで、その会場がシェア・スタジアムだった。

映像は、ビートルズ時代のものをちらちらはさみ、CDにはほとんど収録されないポールのMCもフォロー。『Let Me Roll It』のラストでは『Foxy Lady』のリフを弾き、その後ジミに対する想いを語っていた。アンコールには、ビリー・ジョエルが登場。実は、シェア・スタジアムのラスト公演がビリーで、ポールがゲスト出演し共演していた。そして、シティ・スタジアムのオープニング公演を務めるポールに、今度はビリーがゲストとして登場したわけだ。

DVDの2枚目は、テレビ番組収録用として、エド・サリヴァン・シアター入り口の上での演奏を記録。街中でのゲリラライヴ的な雰囲気で、歩道には多くの人が詰めかけ、すし詰め状態に。車道は完全封鎖ではなく、1車線にしてクルマを通している。演奏されたのはほとんどがビートルズナンバーだが、この映像はすごい。多くの人はビートルズがEMIスタジオ屋上でのセッションを思い出すだろうし、恐らくはポール自身も意識したのではないだろうか。

非常に素晴らしいアイテムなのだが、強いて難を言えば、DVDで客のアップをランダムに映しすぎることだ。ポールの演奏が観たいのに、ね。

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