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エリック・クラプトン(Eric Clapton)『Sessions Of Robert J』

エリック・クラプトン(Eric Clapton)『Sessions Of Robert J』

エリック・クラプトンが1月にリリースした新譜、『Sessions Of Robert J』。偉大なブルースマンであるロバート・ジョンソンへオマージュを捧げた作品だ。リリース形態はCD+DVDになっていて、CDの方はかなり前に聴いていたのだが、DVDの方を今日観た。

クラプトン自身によるコメントから始まり、そして、場所や時期の異なる4箇所でのセッションになる。スタジオでのバンドスタイルや、ホテルでのもうひとりのギタリストとのアコースティックスタイル、クラプトンひとりだけでのセッションもある。アンディ・フェアウェザー・ロウは、2003年のツアーを最後にバンドを離脱したそうで、その後任に新たなギタリストを迎え入れているのが、現在のバンド編成のようだ。

この人の場合、MTVアンプラグドのときからブルース趣味が本格化していて、近年は特にその傾向が強い。「残された時間はボーナスのようなもの」というのが本人の発言で、残された時間に何をするかと考えて、自らのルーツを追求することに執心しているのだろう。一時期のボブ・ディランもそうだったし、エアロスミスやポール・ウェラーも昨年はカヴァーアルバムをリリース。聴く側としては、好きなアーティストを経由することで、ルーツ・ミュージックに触れるチャンスに預かれる。

クラプトンはつい先日、ロンドンで37年ぶりにクリーム再結成ライヴを敢行。これはどうやら限定ライヴのようで、その後は新作の制作にとりかかるらしい。またツアーもするのかな。この人は2年に1度来日しているのだが、今年はちょうどその年に当たる。

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