ミッシェル・ガン・エレファント、解散を表明

ミッシェル・ガン・エレファントが、この秋に行われるツアーを最後にバンドを解散することを9月1日に発表した。

このことは先週末にはファンクラブの会員宛に案内していたようで、それがネット上にも流出。今週、NHK「トップランナー」、テレビ朝日「ミュージックステーション」に出演し、テレビに出るのはこれが最後とのこと。ワタシは両番組とも録画していて、ミュージックステーションの方では、心なしか4人とも吹っ切れたような表情に見えた（「トップランナー」は現時点で未見。こちらの収録が行われたのは7月下旬だったので、このときにメンバーの中では解散を決めていたのだろうか）。

ワタシ個人としては、それほど熱心なファンというわけでもなかったが、いいタイミングで彼らに出会えたと思っている。それはフジロック'98の2日目のことで、バンド自体メジャーブレイクする直前の勢いに溢れた時期ではなかっただろうか。単独公演も1度ではあったが観に行ったし、そして別の意味で思い出深いのは、フジロック'00のトリを務めたとき。当時ワタシはiモードを使って現地から掲示板に実況書き込みをするということをしていて、ミッシェルのときは、まさに1曲毎に更新するというようなことをした。

解散についてはいろいろ意見があると思うが、個人的にはよくここまで存続したな、というのが正直な感想だ。98年の『ギヤ・ブルーズ』で、音楽的には臨界点に達してしまったようにも思え、果たして次はあるのだろうかと不安にもなった。しかし、その後も彼らはほとんど休むことなく毎年のように作品をリリースし、そしてツアーに出た。恐るべき創作意欲とバイタリティーだ。