イーグルス（Eagles）、1995年以来9年ぶりの来日

9年ぶりとなる来日公演を行っているイーグルス。思ったよりもメディアの露出が多く、初日の札幌公演の模様が翌日のスポーツ紙に掲載され、26日の横浜公演のレポートが招聘元であるウドー音楽事務所にupされている。

ワタシも、9年前の公演には足を運んでいる。横浜アリーナと東京ドームで、確か横浜は追加公演で、だけど日程的には先になったという格好だった気がする。オープニングがいきなり『Hotel California』で、以降中盤にメンバーのソロコーナーをはさみつつ、代表曲がこれでもかと演奏された。このときのメンバーは、末期つまり『The Long Run』のときの5人だった。そもそもイーグルスは82年に解散していて、それが94年のMTVアンプラグドへの出演をきっかけに新曲もいくつか作り、それをまとめて『Hell Freezes Over』としてリリースし、再結成ツアーへとつながっている。

それ以降、メンバーはいったん各々の活動に戻るが、99年辺りからまた集まるようになった様子だ。99年12月31日の深夜にミレニアムカウントダウンライヴを行い、新作の制作も噂されている。ただこの間にひとつ事件があって、ギターのドン・フェルダーが脱退し、4人編成になったこと。イーグルスはもともと4人でスタートしたのだが、現在のグレン・フライ、ドン・ヘンリー、ジョー・ウォルシュ、ティモシー・B・シュミットの4人という顔ぶれは、実は初めてとなる。なので今回の公演は、演奏パートを誰がどう担っていくのかというのも、注目のひとつだ（サポートに任すのかもしれないけど）。

いろいろ調べてみて、ひとつ気付いたことがある。熱心なファンの方にとっては周知のことと思うが、イーグルスの歴代メンバーの中で、カリフォルニア出身者は最後に加入したティモシー・B・シュミットひとりだということだ。結成した地こそカリフォルニアで、更に『Hotel California』の大ヒットもあり、イーグルス＝カリフォルニアのイメージは強いが、フタを開けてみればこんなこともある。