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グラストンベリー・フェス、フー・ファイターズの代役を発表

Florence and the Machine『How Big, How Blue, How Beautiful 』

デイヴ・グロールが足を骨折したため、フー・ファイターズは今月のヨーロッパツアーを全てキャンセル。グラストンベリー・フェスティヴァルには、初日のヘッドライナーとして出演する予定だった。

しかし、グラストンベリー主催者は、早くも代役を発表した。

フローレンス・アンド・ザ・マシーンだ。

過去にも何度かアクシデントのためヘッドライナーの代役を急遽立てたことがあったが、今回も仕事が早い。主催者としての姿勢は立派だ。

フー・ファイターズの前はモーターヘッドになっていて、リスペクトし合う両者が続くことで、ひとつの流れができていた(これは来月開催されるフジロックもそう)。モーターヘッドの次にフローレンスとなってしまうのはちょっと微妙だが、こればかりは仕方がない。

フローレンス・アンド・ザ・マシーンは、個人的には最もライヴを観たいアーティストだ。それこそ今年のフジロックに出てほしかったのだが、ツアー日程がバッティングしていてアウトに。残念。今年リリースされた新譜は全英全米とも1位を獲得していて、話題性としては申し分ない。

ライヴの実力も相応に備えていると聞いている。しかし、巨大フェスのヘッドライナーとなると、彼女たちがふさわしいかは微妙な気がしないでもない。ただ、今回の出演を機に、それこそワールドワイドな存在にのしあがる可能性もある。

グラストンベリーの主催者の手際のよさに感心させられる一方、日本のフェスでは絶対こうはいかないと嘆きたくなる。しかしそれは、主催者の問題だけでなく、音楽リスナー、フェス参加者のマーケットの規模にも問題があるからかもしれない。

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