アルバム『いとしのレイラ(Layla And Other Assorted Love Songs)』
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最終更新日:2023/04/12
Eric Clapton エリック・クラプトン, ジョージ・ハリスン
60年代後半、ジョージ・ハリスンと親交を持ったエリック・クラプトンは、その妻パティ・ボイドに恋い焦がれる。一度はパティに告白するも、パティは当然断っている。その後クラプトンは小説『ライラとマジュヌーン』を読んで、決して実ることのない自らの恋にだぶらせ、『Layla』を作った。
『ライラとマジュヌーン』を読んだ後に調べてわかったのだが、『Layla』が収録されている2枚組アルバム『Layla And Other Assorted Love Songs』には、他にもこの本にインスパイアされたと思われる『I Am Yours』という曲があって、作詞者にはニザーミーの名前も入っている。
ロックの名盤として名高いこのアルバム、デラニー・アンド・ボニーとのツアー、アメリカ南部音楽への接近、デュアン・オールマンとの出会い、という側面から語られることは多いが、クラプトン自身の恋愛に絡めた考察というのは、ありそうでいて実はあまり情報がなかった。
さて、現実のクラプトンとパティだが、『Layla』リリースは70年、その後いろいろあってパティがジョージと離婚したのが76年、そして79年に晴れてパティとクラプトンは結婚する。しかし2人の生活も永遠ではなく、クラプトンは別の女性との間に子供をもうけ(パティとの間には子供はできなかったそうだ)、結局89年に2人は離婚している。
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