ヨラテンゴ（Yo La Tengo）、2年ぶりの来日

ヨ・ラ・テンゴの来日公演が、12月14日より始まっている。今夜は渋谷でゆらゆら帝国との対バンが行われているはずで、ワタシは17日にステラボールで行われる公演に行く予定である。

キャリアは既に20年を超え、発表しているアルバムも多数。来日もコンスタントにしていて、フジロックにも何度か参戦している。ではあるが、ワタシがこのバンドに興味を持つようになったのは、つい最近だ。ライヴは1度だけ観たことがある。それは通常のスタイルではなく、六本木の美術館内で映像とのシンクロを試みながら演奏するという、変則的なライヴだった。もちろん素晴らしいライヴだったのだが、バンドの魅力をストレートに体感するために、通常のバンドスタイルでのライヴをいつかどこかで観たいと思っていた。それが、今回になる。

自分で持っている作品をこつこつ聴いているのだが、なかなか掴みどころのない音楽性だ。ベルセバのようなソフトでポップな曲調もあれば、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドを思わせる「醒めたノイズの洪水」もあり、これらが1枚のアルバムに同居している。しかし不自然さはなく、どちらもアリと思わせるのだから不思議だ。コンピ盤に、ジャクソン・ブラウンの『Somebody's Baby』のギターロックモードのカヴァーが入っていたのには、意表を突かれた。

というわけで、ライヴを楽しみにしている。ステラボールに行くのもずいぶん久しぶりで、確か3年前のベルセバ以来だと思う。