スピード・レーサー(2008年)
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最終更新日:2020/07/06
SF スティーヴン・スピルバーグ
小さい頃、レーサーの兄にあこがれていたスピード。しかし兄は事故死してしまい、数年後兄の遺志を継いで同じくレーサーとなる。天才的な才能でレースに優勝するが、巨大スポンサーからの誘いを断ると、その社長は全てのレースは八百長で結果は仕組まれたものだと言い放つ。レーサーは不正を暴く捜査に協力する一方、何のために走るのかという答えを見つけるために、再度レースに臨む。
レーサーのチームは自分の一家で、スピードはメカニックの父が整備したマシン「マッハ号」に乗ってレースに臨んでいる。事故死したと思われていた兄は実は生きていて、レースの不正を暴くために顔も変え、正体をスピードに明かすことなく、しかしスピードの成長を影から見守っている。ド派手なマシンやムチャクチャなレース展開とは裏腹に、ストーリーの軸になっているのは家族愛だ。続編は作られるのかな?
日本のタツノコプロが作ったアニメーション「マッハGo!Go!Go!」を元にしたハリウッド映画で、「マトリックス」シリーズのウォシャウスキー兄弟がアニメのファンだったことから実現に至ったらしい。実写映画ではあるが、背景やレースカ-などにはCGを駆使し、ファンタジックな世界観を演出している。ホイールからドリルが出てきて妨害したり、崖から落ちたのにタイヤから鋲が出て角度のない崖を登ったり、と、ありえない描写はタツノコ版譲りだ。
スティーヴン・スピルバーグの「レディ・プレイヤー1」にて、マッハ号はカーレースの場面に登場。森崎ウィンが演じていたアバター「ダイトウ」が乗っていた。
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