*

ピンク・フロイド(Pink Floyd)『London 1966-1967』

ピンク・フロイド(Pink Floyd)『London 1966-1967』

ピンク・フロイド初期の映像『ロンドン 1966-1967』を観た。

狭いライヴハウスでの演奏シーンをメインとするが、アブストラクトな映像やアートイベントの模様なども組み込まれた、幻想的なものになっている。曲は長尺にしてインスト。時期的にシド・バレット在籍時なのだが、各メンバーの顔はほとんど映らない。ドラム、キーボード、ベース、ギターと、それぞれが担当する楽器によって、ニック・メイスン、リチャード・ライト、ロジャー・ウォーターズ、シドだと判別するしかない。

アートのイベントにはオノヨーコの名前がクレジットされているのだが、なんとジョン・レノンがふらっと現れていた。また、特典映像には関係者のインタビューがあって、この映像の監督や出演したモデルなどがコメント。そんな中、今度はなんとミック・ジャガーのコメントが。何気に超豪華な顔ぶれが揃っている。

この作品、フロイドのライヴを楽しむというよりは、スウィンギング60’sと呼ばれた60年代後半のロンドンのサブカルチャーの一端を垣間見ることのできる、資料的な意味合いにこそ価値があるような気がする。

関連記事

ピンク・フロイド(Pink Floyd)(2)

ピンク・フロイドは、そのキャリアを大きく4つの時期に分けることができると思う。 シド・

記事を読む

ピンク・フロイド(Pink Floyd)『ザ・ウォール コレクターズボックス』

ピンク・フロイドのアーカイブシリーズ、第3弾は『The Wall』だ。オリジナルが2枚組とい

記事を読む

ピンク・フロイド(Pink Floyd)『永遠 コレクターズボックス』

2014年にリリースされたアルバム『The Endless River』は、ピンク・フロイド

記事を読む

2種類のピンク・フロイド(Pink Floyd)

83年の『Final Cut』を最後に解散していたと思われていたピンク・フロイドが、87年に

記事を読む

ピンク・フロイド(Pink Floyd)『炎 コレクターズボックス』

2011年からスタートした、ピンク・フロイドのアーカイブシリーズ。『狂気』に続く第2弾は、オ

記事を読む

  • 全て開く | 全て閉じる
PAGE TOP ↑