ペイヴメント（Pavement）、再結成ツアーで来日

今年限定で再結成しているペイヴメントの来日公演が、今夜からスタートする。ワタシは、明日の東京公演に行く予定だ。

ペイヴメントは、90年代に活動していたアメリカのバンドだ。ヴォーカルも演奏もヘナヘナしていて、気取らず飾らずを通り越し、けだるくやる気のなさそうな雰囲気は、ローファイの元祖的な存在だった。バンドは、99年に解散している。

活動中に何度か来日しているが、ワタシは96年1月の公演に足を運んでいる。会場は、渋谷のOn Air East（現在のO-East）。サードアルバム『Woowie Zoowie』に伴うツアーだったが、ショウの要素がほとんどなく、淡々と演奏するさまは、当時は少し物足りなく思ったものだった。しかし、今になってみると、その飾らない力の抜けた佇まいはとてもカッコよく思える。

先日、全アルバムをひとくくりにしたボックスがリリースされ、購入した。一部のアルバムは持っているのでダブってしまうのだが、それを承知の上で求めたのは、2枚のDVDが同梱されていたからだ。1枚はPV集、1枚は99年のライヴ2本を収録している。特にライヴが注目で、緩い雰囲気と起承転結のない淡々とした流れに、「らしさ」を感じた。明日のライヴが楽しみだ。