オンタマLive エピソードⅣ

【公演前日】
テレビ朝日にて、「オンタマ」という深夜番組がある。月－金で放送される5分番組で、毎週ひと組のアーティストが登場し、お題に対して答えるというものだ。ワタシ自身はこの番組の熱心な視聴者ではなく、番組自体は1度しか観たことがない（ジミー・ペイジが出演したとき）。

そのオンタマが冠となったライヴイベントが、「オンタマLive エピソードⅢ＆Ⅳ」だ。ということは、既にⅠやⅡは実施済と思われる。Ⅲは今夜開催で、Rizeなど4組が出演。そしてワタシは、明日行われるエピソードⅣに行く予定である。さてそのメンツだが、ブンブンサテライツ、ストレイテナー、ドーピングパンダの3組だ。いずれ劣らぬ実力派であり、3者の間に音楽的な共通点を見出すのは難しいが、メンバー同士の交流はこれまでにあったのだろうか。

まずドーピングパンダだが、個人的には第一回のブリティッシュ・アンセムズや2006年のカウントダウンジャパンといったイベントで、断片的にライヴを観ている。ハードでソリッドだがポップでもあるという、上り調子のバンドである。ストレイテナーはUKギターロックのテイストが強いが、もちろん独自の輝きを放っている。アジカンよりはソリッドで、Zazen Boysよりはポップ、といったところだろうか。単独公演では、チケット入手困難なバンドとしても知られている。

ブンブンサテライツは国内は元より海外での評価も高く、アニメーション映画のサントラやCMなどでテレビでも曲が流れることは少なくない。さてこのブンブンだが、明日のライヴに当たり彼らの作品をここ数日で聴き直していることろだ。近年の3作品はほとんど歌もので、かなりロックテイストが濃く、その分聴きやすくわかりやすい。では初期の頃はどうだったのかというと、ほとんどノンヴォーカル（あってもサンプリング）でもろにテクノであり、アンビエントな要素を備えた曲も少なくなくて、今聴くとかなり新鮮だ。恐らく、明日のライヴでは最近の作品からが中心となると思われる。

ブンブンサテライツとストレイテナーについては、ワタシの中で年に1度はライヴを観ておきたいバンドという位置づけにある。それがいっぺんに観られるというのはとても贅沢であり、楽しみである。

【公演当日】

ドーピングパンダもストレイテナーもそれぞれに持ち味を出したが、圧巻はブンブンサテライツ！18時半開演、21時50分終演だった。