*

ウィーザー(Weezer)@rockin’on sonic(ロキソニ)

公開日: : 最終更新日:2025/01/06 rockin'on sonic , ,

ウィーザー(Weezer)@rockin'on sonic(ロキソニ)

観るのは、2023年フジロック3日目ホワイトステージのヘッドライナー以来だ。

場内が暗転し、バックドロップに宇宙飛行士姿の4人とロケットが発射される映像が。そして4人が登場すると、ドラムセット前に横並びに立ち、既に場内のテンションがアガる。ドラムのパトリックは黒ジャージで、ほか3人は黒ツナギ姿だ。

『Dope Nose』で、早くもリヴァースのギターソロが炸裂。『Beverly Hills』『Island In The Sun』と、キャリア横断かつベストヒット攻撃が容赦ない。そして、オーディエンスの習熟度の高さも、ハンパではない。『Perfect Situation』での合唱も難なくこなし、このバンドの日本での人気を改めて思い知らされる。

リヴァースは日本語を交えてMCをし、機材の調整に手間取ったときは「ゴメンナサイ」と。ブライアンは頻繁にギターを替えていたが、リヴァースはほとんど水色ボディにステッカーを貼りまくったストラトキャスター1本だけで弾きまくっていた。

数分のインターミッションを経て、メンバーはラフな格好に着替えて再登場。リヴァースがロゴ入りの旗を打ち立て、『My Name Is Jonas』を。そしていきなり『Buddy Holly』となり、場内は一瞬だけ呆気に取られる(もちろんすぐ持ち直す)。

ココからは、通称「ブルーアルバム」ことファーストアルバムの30周年アニヴァーサリー仕様で、『Buddy Holly』以降はアルバムの曲順そのままに演奏。『Say It Ain't So』では、曲名にもなっているサビの大合唱になった。

個人的には、2000年の第1回と、2005年サマソニエクストラの単独公演を観て、自分の中でこのバンドに対する区切りがついてしまった。がしかし、2023年フジロックのフー・ファイターズにパトリックが飛び入りし、デイヴ・グロールがウィーザーを「盟友」と言ったことで、翌日のステージを観ないわけにはいかなくなってしまった。

もちろん、そのときのステージも、そして今回のステージも最高だった。ウィーザーが、未だに歩みを止めていないことに感服する。そして、この日この場にいたオーディエンスにも。

ロキソニ2日間、無事終了。

関連記事

ラヴキャット(Luvcat)@rockin’on sonic(ロキソニ)

ラヴキャット(Luvcat)@rockin’on sonic(ロキソニ)

リバプール出身のシンガーソングライター、ソフィー・モーガンを中心とするバンドで、ギター、ギタ

記事を読む

デジタリズム(Digitalism)@rockin’on sonic(ロキソニ)

デジタリズム(Digitalism)@rockin’on sonic(ロキソニ)

観るのは、2016年サマソニ以来。ステージには卓とスタンドマイクがあるだけの、シンプルな編成

記事を読む

ウェンズデイ(Wednesday)@rockin’on sonic(ロキソニ)

ウェンズデイ(Wednesday)@rockin’on sonic(ロキソニ)

ノースカロライナ州で結成され、ヴォーカル/ギターのカーリー、ギターのジェイク、ベースのマーゴ

記事を読む

パルプ(Pulp)@rockin’on sonic(ロキソニ)

パルプ(Pulp)@rockin’on sonic(ロキソニ)

観るのは1998年9月のOn Air East公演以来で、実に26年4か月ぶりになる。

記事を読む

デス・キャブ・フォー・キューティー(Death Cab For Cutie)@rockin’on sonic(ロキソニ)

デス・キャブ・フォー・キューティー(Death Cab For Cutie)@rockin’on sonic(ロキソニ)

観るのは、2012年サマソニ以来(2019年フジロックにもエントリーされていたが、シーアの裏

記事を読む

S