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細野晴臣イエローマジックショー3@東京国際フォーラム ホールA

公開日: : 最終更新日:2021/11/21 細野晴臣 , ,

細野晴臣イエローマジックショー3@東京国際フォーラム ホールA

前日の「50周年記念特別公演」に引き続き国際フォーラムへ。ステージ両サイドのスクリーンは、前日はライブ中のアーティストたちを映し、この日の開演前はイエローマジックショーのエンブレムが表示されていた。定刻5分前にナイツのナレーションによる注意事項の説明があり、そして場内が暗転し幕が上がった。

【細野一家】
おとうさん:細野晴臣
おじいちゃん:高橋幸宏
お母さん:宮沢りえ
娘:水原希子
犬:安部勇磨
猫:ハマ・オカモト
息子:星野源(VTR出演)

バンド
ギター:高田蓮
ベース:伊賀航
ドラム:伊藤大地
キーボード:野村卓史

ステージ向かって左に陣取ったバンド演奏によるジングルを経て、向かって右の細野家のお茶の間に。息子は海外にバリスタ修行に行っていて、おとうさんが会いに行く。VTRにておとうさんが息子にコーヒー豆の挽き方を教え、おとうさんは家に挽いた豆などをおみやげに持ち帰ってきた。

家族の話題は、おとうさんによく似たアーティスト(という体)の細野晴臣。お母さんがおとうさんとおじいちゃんを呼び間違えたり、サンタフェのネタがあったり。おじいちゃんは、細野の好きな曲を聞かれたときに『ライディーン』『テクノポリス』とぼけた。犬の勇磨と猫のハマは着ぐるみを着て、胸元に「犬」「猫」と。犬の勇磨はバンドに加わり、『恋は桃色』を歌った。

【細野ファンとウソノ晴臣】
細野ファンの女学生:水原希子/水原佑果/豊崎愛生
ウソノ晴臣:ハマ・オカモト

3人の女学生が細野の魅力について話し、そこへ細野本人が現れるのだが、3人には細野の声は聞こえるが姿は見えない。そこへ、長髪にサングラスをかけたウソノ晴臣が現れ、バンドに加わってベースを弾く。細野はハマのウソノ晴臣を指して、似てねーと(笑)。

【のど自慢】
女学生5人組:Little Gree Monster
ベース兄弟:ハマ・オカモト/伊賀航
バンド:小山田圭吾/ユザーン/伊藤/野村
司会:高橋幸宏

女学生たちは『君に、胸キュン。』を歌い、ベース兄弟は『ライディーン』をダブルベースで弾く。細野はカネを鳴らす役回りで2組とも合格させ、優勝はベース兄弟。ここで放送が終わった体になり、会場の客だけにということで、リトグリは『風の谷のナウシカ』を歌った。

【モノマネ姉弟】
キーボード:清水ミチ子
ベース:清水イチロウ
タブラ:ユザーン

清水イチロウは清水ミチ子の弟で、一般人ながら細野のモノマネをちょくちょくしているとのこと。清水ミチ子は、ユーミンモードでの『卒業写真』や、矢野顕子モードで歌っていた。

【YMO再現】
細野と幸宏は黒のスーツ姿で、そこへ等身大モニターで坂本龍一が加わる。 坂本と2人との間で微妙な時差がありつつ、いちおう会話が成り立っている状態。そして、細野と幸宏は生演奏、坂本はVTRでシンセを弾くという形式での『Cosmic Surfin’』『Absolute Ego Dance』を披露。

【細野転校】
教師:ロッチ コカド
細野の母:ロッチ 中岡

生徒は、バンド4人と宮沢りえを除く、これまでに出演した人たち。黒板には、日直小山田と書かれていた。教師が生徒たちをランダムに指して細野の呼び方やいいところなどを話し、それを聞いた細野は母に耳打ちして母が答えるという具合。教師は「逆船場吉兆か」とツッコんでいた。

【バンド with 小山田圭吾】
『Firecracker』を演奏。小山田の演奏がのど自慢だけにならなくてよかった。

【フィナーレ】
ジョイマン池谷が、細野のライブを観に来た体。しかし出てきたのは高木で、細野作品などのワードを組み込みつつラップする。池谷が細野が観たいとごねる度に、水原姉妹・豊崎が加わり、リトグリが加わる。しかも、みな高木と同じ白シャツに黒パンツで、増殖状態(はっ)。更にはロッチの2人、ユザーン、幸宏らも加わった。そしてついに、細野晴臣本人登場。全員でラップしながら踊り、リトグリはハモりを利かせ、最後は「アリガトウ、オリゴトウ」の合唱となった。

というわけで、とにかくゲストの数が多く、コーナーもたくさんあったので、順番や演奏した曲には自信なし。細野一家の後は20分の休憩があり、以降も頻繁にセットチェンジがあって、その間はステージ両サイドのモニターに「NO SMOKING」の映像や「細野観光」で流していた映像などを流してつないでいた。ナイツのナレーションもいくつかあって、自らのネタを交えつつ物販の紹介などを行っていた。

イエローマジックショーは、2001年に初回が放送されて後にDVD化された。、今年1月には「2」が放送され、そして今回の「3」は公開ステージという試みになった。今年は細野の50周年を記念したプロジェクトが数多く行われてきたが、この日の公演がその最終だろう。50年間ほとんど休まず、自身の名義やプロジェクトだけでなく、プロデュースや曲提供、サントラなど、あまりにも膨大な仕事量だ。現在72歳の細野だが、活動のペースを落とすどころか今後も精力的に行う様子で、まだまだこの人から目が離せない。

細野さん、50周年おめでとうございます。そして、これからもよろしくお願いします。

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