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フォンテインズ D.C.(Fontaines D.C.)@フジロック’24

フォンテインズ D.C.(Fontaines D.C.)@フジロック’24

レッドマーキーにブッキングするアーティストではないと思ってはいたが、実際の凄まじいライヴがそれを証明してくれた。

バンドは5人で、ヴォーカルのグリアンをはじめ、ギターがふたり、ベース、ドラム。向かって左後方のキーボード奏者は、サポートと思う。グリアンとギター、ベースの計4人はサングラスをかけていて、軽装のファッションは小僧感ありあり(笑)。

がしかし、演奏力は恐ろしいほどに高く、そして一体感も素晴らしい。音圧が分厚く、ギターロックでありながら踊れるグルーヴ感もあって、正直ここまでバンドとして強固に仕上がっているとは思わなかった。頭角を現してきている2020年代のロックバンドから、鼻ひとつ抜け出ているのではないだろうか。

グリアンはステージ上を頻繁に歩き回り、客のノセ方も手慣れていて、若々しさをふてぶてしさが上回っている。これにも、驚かされた。そして、集まった客のリアクションもよく、これらが場内の一体感をより強大にしている。

終盤、ついに必殺の『Boys in the Better Land』が放たれた。グリアンの歌い方はルー・リードやイアン・カーティスのように一見ぶっきらぼうに思えるが、それこそがカッコいいのだ。

今まで、レッドマーキーで若いロックバンドを数多く観てきた。解散してしまったバンドの方が多いが、ジャック・ホワイト(ホワイト・ストライプス)や今年のキラーズのように、ヘッドライナーまで上り詰めたアーティストもいる。フォンテインズD.C.よ、生き残れ。

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