開演遅れ

ストーンズ来日公演、10日の武道館はなんと予定よりも40分も遅れてスタートだった。

ライヴが開演予定時間より遅れてスタートすることは、あまり珍しいことではない。といってもだいたい5分から20分がいいとこで、それを過ぎると今度は不安になってくる。直前になってばっくれたんじゃないかとか、実は日本に来ていないんじゃないかとか、そんな気持ちが浮かんでくる。

記憶に新しいところでは、昨年夏のサマーソニックでのガンズ。47分遅れでのスタートで、このときは逆にアクセルがステージに現れたことの方を、信じられないと感じたくらいだ（その後欧米のツアーをたびたびキャンセルしていて、今思うと日本でライヴをやったのが奇跡に思えてくる）。

ワタシが過去に体験した中で、記憶に残っている開演遅れのライヴは、96年のプリンス＠横蟻（30分遅れ）、98年のジャクソン・ブラウン（40分）、99年のマニックス（35分）、といったところ。リハーサルが長引いたためとか、機材のセッティングに手間取ったためとか、裏の事情でもあったのかな。椅子席の場合は遅れてもまだなんとか堪えられるが、スタンディングの場合はきつい。

今夜のストーンズ＠横蟻は予定より30分遅れで、7時半スタートだった。正直言って、武道館ほどの感動は味わえないのではと思っていたのだが、中盤の日替わり選曲や後半たたみかけた代表曲、そしてBステージと、圧巻の内容だった。武道館に匹敵か、あるいはそれ以上の出来になったと思う。