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アット・ザ・ドライヴ・イン‎(At The Drive-In)@サマソニ2016

アット・ザ・ドライヴ・イン‎(At The Drive-In)@サマソニ2016

マーズ・ヴォルタもスパルタもアンテマスクもオマーのソロもヴァットー・ネグロも観たことはあるが、全てのはじまりのATDIを観るのははじめてだ。今回、ギタリストのひとりはオリジナルメンバーではなく、スパルタの人らしい。

バンドはセドリックがヴォーカルとステージアクションで牽引しているように見え、しかし他の4人も、ついて行くというより阿吽の呼吸で演奏しているように見えた。マーズ・ヴォルタはオマーが支配し、アンテマスクはオマーとセドリックが足並みを揃え、そしてATDIはセドリックが、ということかな。解散前のバンドは、また状態が違ったのかもしれないけど。

4年前のフジロックではオマーが微妙だったらしいが(タイムテーブルがレディオヘッドの真裏だった。ワタシは後日映像で確認したが、後方に控えおとなしく演奏しているように見えた)、しかしここでは問題なし。ギターの超絶テクニックは相変わらず冴えていたし、コーラスもこなしていた。スパルタのギタリストも、違和感なくバンドに馴染んでいた。

メドレー式に次々と演奏し、曲間のインターバルを最小限に抑えていたバンド。そして終盤、セドリックの長いMCがあった後、ついにアンセム『One Armed Scissor』が放たれた。オーディエンスが、待ち望んでいた歓喜の瞬間が、訪れたのだ。

マーズ・ヴォルタの日本初ライヴは確かサマソニだったし、ソニックステージのヘッドライナーもこなしたことがある。そしてATDIは、確か第1回2000年のサマソニに出演していたはずだ。そう考えると、彼らとサマソニの相性は結構よく、今回も気持ちよくライヴができたのではないだろうか。

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