コーネリアス(Cornelius)@フジロック’17
公開日:
:
Fuji Rock Festival'17 フジロック
予定の5分ほど前からドラムやギターの生音が鳴り、幕で覆われたステージにバンドは既に陣取り演奏を始めていたのだと思う。そして開演時間になったとき、幕にはメッセージが浮かび、そしてストンと落ちたかと思うと新譜『Mellow Waves』の曲でスタート。
小山田圭吾はサングラスをかけてギターをかき鳴らし、ドラムあらきゆうこ、ギターの堀江博久、そしてキーボードの女性。バッファロー・ドーターの大野由美子と思う。堀江は曲によりキーボードを、大野は曲によりベースを弾く。つまりは、ツインキーボードになったりツインギターになったりするわけだ。そんな中、あらきゆうこが刻むビートが、思った以上に効いている。
前半、セットリストは『Point』『Sensuous』の2枚からで固めていた。ステージ両サイドのスクリーンでは小山田はじめメンバーを抜き、バックドロップのスクリーンには曲のPVを流していた。時間帯的に日が暮れて場内が夜の景色に彩られるタイミングで、グリーンステージでこの時間帯にコーネリアスを観られることは感慨深かった。前回のフジ出演は2002年ホワイトステージだったし、彼らの単独ツアーはライヴハウスクラスなので、巨大野外に彼らが進出してくれたことが嬉しかった。
ただ、個人的に何度か彼らのライヴを観ていることもあってか、新鮮さに欠けるきらいはあった。フェス仕様の構成とは思うが、せっかく新譜を出したばかりなのだから、新譜を軸にしてもよかったんじゃないかなと思った。そして、この今いち感と場内の人の動きが、ワタシを次の行動に移らせた。
関連記事
-
Route 17 feat. 加山雄三ほか
14時30分頃から激しい雨が降り始め、フジロック久々の大雨に打たれる。しかし、ルート17が始
-
小沢健二など。フジロックフェスティバル’17(Fuji Rock Festival)、出演アーティスト発表
フジロックの出演アーティスト第2弾が発表された。日本勢を中心とした18組がエントリーされた。
-
マギー・ロジャース(Maggie Rogers)@フジロック’17
アメリカの女性シンガーソングライターで、今回が初来日。しかし、場内のテンションは最初から高か
-
キャットフィッシュ・アンド・ボトルメン(Catfish And The Bottolemen)@フジロック’17
2年前にもエントリーされていながらドタキャンになった、ウエールズのキャットフィッシュ・アンド
-
Coccoがフジロックに!
フジロックの出演アーティスト追加発表が、お昼前に公式サイトでされた。例年、最初に洋楽勢の発表