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スウェード(Suede)@Zepp Haneda2日目

公開日: : Suede ,

マニック・ストリート・プリーチャーズ(Manic Street Preachers)/スウェード(Suede)

マニック・ストリート・プリーチャーズとのダブルヘッドライナー公演、初日はスウェードがクロージングだった。2日目は、がクロージングで、スウェードが先のステージだ。

ほぼ定刻に客電が落ち、SEを経て、ブレット以外の4人が先に登場。最後にブレットが姿を見せたところで、『Turn Off Your Brain and Yell』『Personality Disorder』と、新譜『Autofiction』からの曲でライヴが幕開け。ブレットは白シャツ姿だが、ボタンを下半分しか止めておらず、つまり胸元が少しはだけている。

セットリストは大きくは変わらないだろうと思っていたところ、なんと早くも仕掛けてきた。まさかまさかの『The Drowners』!!そして、ブレットは早くもステージを降りてフロアに突入。1階後方からだとブレットの姿は見えなくなり、ピンスポットが当たっているところから、向かって左前方にいるものと推察。

『Trash』から『Animal Nitrate』と畳み掛け、ライヴの加速度を一気に引き上げる。いつもながら、ブレットのパフォーマーとしての運動量の多さ、テンションの高さには圧倒される。個人的にはじめてスウェードを観たのは、『Coming Up』ツアーでの97年来日のとき。あれから26年が経過し、その間には解散やソロなどの活動、再結成という激動だったが、スウェードは今でもステージに立ち続けている。

ブレットだけでなく、リチャードもマットもテンションが高い。曲間のインターバルは最小限にとどめられ、場内全体の温度感は高い状態で維持された。マットがステージ前方ににじり寄ってオーディエンスにアピールするさまは、かなり珍しいと思う。リチャードは3本のギターを使い分け、多くの曲でリードを担った。サイモンはパワータイプではないと思うが、それでも発するビートは強力だった。

そしてニールだが、今回のツアーではキーボードよりもギターの方が多く、つまりリチャードとのツインになることが多かった。コーラスを担っていたのは、この人だけだった。スウェード第5の男のイメージだが、もちろんこの人のプレイなくしてライヴは成り立たない。

序盤には『We Are The Pigs』が、中盤ではニールのキーボードとブレットだけでの『The Asphalt World』があり、ライヴでは珍しい『This Hollywood Life』もあった。これらは、『Dog Man Star』からのセレクト。更には『Coming Up』からの『Filmstar』もあって、前日とは構成を大きく変えていることに、驚かされるのと同時に喜びが沸き起こってくる。

終盤は、ファーストの『So Young』から『Metal Mickey』と、鉄壁の運びに。なんと、ブレットがステージ上で転んでしまい、起き上がったところをリチャードが気遣った。ブレットの運動量の多さからして、むしろこういうことは今まで起こらない方が不思議な気もするが、それだけ入れ込んでいたのだと思う。

ラストとなる『Beautiful Ones』では、ブレットは、まず歌い出しをサビのコーラスにして、オーディエンスに歌わせた。そして通常の歌と演奏になり、終盤のコーラスはまるでエンドレスのようにオーディエンスの合唱となった。場内は、再びひとつになった。

セットリスト
She Still Leads Me On
Personality Disorder
The Drowners
Trash
Animal Nitrate
We Are The Pigs
Flytipping
This Hollywood Life
Filmstar
Shadow Self
The Asphalt World
The Only Way I Can Love You
So Young
Metal Mickey
Beautiful Ones

1時間7分程度のパッケージは、ある意味フェス仕様に近い。そうした条件でも、2日間とも圧巻のライヴだった。個人的にライヴハウス公演は2階席でみることが多いが、今回は久しぶりに2日続けて1階フロアでライヴを観た。オーディエンスの熱気やバンドメンバーに近い目線になるなど、当然ながら臨場感の大きさが凄まじかった。当たり前だが、ブレットだけでなく5人全員が持てる力量を最大限に発揮した、極上のライヴだったのだ。

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