Cocco、きらきら Live Tour 2007/2008

活動休止前は、まるでナイフのようにギラギラしていて、人を寄せ付けないようなキツさがあった。それが一昨年の活動再開以降は一転してオープンになり、ファンもスタッフも包み込むような優しさのオーラを放っている。シングルやアルバムのリリース、そしてツアーと、活動そのものもかなり精力的だ。

それは去年も同じで、ロック・イン・ジャパンやライジング・サン、スウィート・ラヴ・シャワーといった夏フェスに軒並み出演。ライヴアースにも幕張会場に参加して、ジュゴンが沖縄に帰ってきたことを切々と語っていた。沖縄の悲劇を描いた映画「ひめゆり」のプロモーションにも積極的に関わり、毎日新聞に連載していた「想い事。」を単行本として刊行し、自らが撮った写真を展示会として開催するなど、その活動ぶりは実に幅広い。

そして、自身のツアーも11月からスタート。合間にカウントダウン・ジャパンの出演を挟み、ほぼ全国を巡っている。地方会場はライヴハウスだったりホール会場だったりだが、東京は例によって武道館だ。より小さな会場で観たいのはやまやまだが、それよりもまた彼女に会えることを喜びたい。

そして今回の武道館は2公演あり、明日9日は通常だが、ツアー最終となる10日はアコースティック・スペシャル・ナイトと題されていて、これが今までのツアーとは異なっている。ワタシは幸運にも両公演ともチケットが取れたので、楽しんでくるつもりだ。