ロック・フォー・カンボジア
公開日:
:
最終更新日:2023/12/26
Paul McCartney エルヴィス・コステロ, クイーン, ザ・フー, ポール・マッカートニー, レッド・ツェッペリン, ロバート・プラント, ロンドン
以前スカパーで放送されていた、「ロック・フォー・カンボジア」を観た。タイトルから察しがつくかもしれないが、カンボジアを支援するチャリティーイベントだ。
とにかく、ラインナップの豪華さに驚かされる。クイーン、クラッシュ、プリテンダーズ、エルヴィス・コステロ、スペシャルズ、イアン・デューリー、ウイングス、ザ・フーなど。ロバート・プラントも、他のバンドのゲストとして出演して歌っている。
データ面を調べてみた。ポール・マッカートニーの呼びかけで実現し、開催は1979年12月26日から29日まで。会場はロンドンのハマースミスオデオンで、キャパシティは、見た感じではスタジオコーストくらいのようだ。さすがに画像は古く、鮮明とは言い難いが、貴重な記録であることは間違いない。
パンク/ニューウェイブ勢とビッグネームとが共存しているのはかなり異様だが、やたらとジャンル分けしたがるのは評論家連中で、当人達はそこまでの意識はなかったのかもなあ、とも思う。ラストはオールスターキャストによる『Let It Be』で、ポールが仕切っていた。
ウイングスにとってはこれがラストライヴとなり、ザ・フーはこの前の年にキース・ムーンを失い、再起を賭けていた。ロバート・プラントはこの翌年にジョン・ボーナムを失い、レッド・ツェッペリンは解散する。このイベントは、70年代末というひとつの時代の曲がり角に位置すると同時に、やがて訪れるライヴエイドを始めとするエイドラッシュの先駆けのひとつにも思える。
関連記事
-
ポール・マッカートニー(Paul McCartney)_東京ドーム:2015年4月25日
なんでもポールの会場入りが遅れたらしく、必然的にサウンドチェックも遅れた。開場時間になっても
-
ポール・マッカートニー(Paul McCartney)、2013年11月21日 東京ドーム公演
ポール・マッカートニー2013年来日時公演のうち、最終日11月21日の公演がスカパーで放送さ
-
ポール・マッカートニー(Paul McCartney)、待ち時間ゼロでグッズ購入
13時40分、なんと待ち時間ナシで購入。2013年、2015年のときは、あまりの混み具合にグ
- PREV
- スノーデン(映画・2016年)
- NEXT
- 『モネ展(モネ 連作の情景)』に行って来た