ベック(Beck)@サマーソニック’18
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最終更新日:2018/08/20
Summer Sonic 2018 ベック

セイント・ヴィンセントをフルで観た後に移動したので、マリンステージに着いたときは『Wow』の演奏中だった。銀ラメの入ったジャケットをまとったベックは神々しく、スタジアム映えしていた。ベックがサマソニに登場するのは、2001年以来だ。
ベックの向かって右には黒人ベーシスト、左には ギターのジェイソン・フォークナー。ジェイソン、紫のスーツ姿だ(ブルーかも)。後方がひな壇になっていて、向かって左にヒゲをたくわえたロジャー・ジョセフ・マニングJr.、中央に男1女2のコーラスやパーカッションやキーボードなどのトリオ「B53’s」、右奥に黒人ドラマーという編成。恐らく去年の武道館と変わっていないと思うが、性別や人種混成のバンドを見るにつけ、プリンスのザ・レボリューションを思い出す。
『Up All Night』のとき、ベックはゲストとしてDAOKOをステージに招き入れた。実は、この共演をワタシは読んでいた。2人はこの曲でコラボレートしていたのと、この日別のステージに彼女は出演していたからだ。がしかし、既に10曲以上も歌ってすっかりあったまっているベックと、いきなり入ってきた彼女とでは、あまりにも温度差がありすぎた。彼女にとっては、スタジアム規模のステージ経験があったかも微妙だし。彼女の歌はほぼ聴こえず、踊りも硬かった。
本編を『E-Pro』で締め、そしてアンコールはもちろん必殺の『Where It’s At』。演奏中にメンバー紹介にシフトするのは、ここ数年のこの人のライヴの定番だ。ジェイソンのときはローリング・ストーンズ『Miss You』を、ロジャーのときはニュー・オーダー『Blue Monday』を、B53’sのときはトーキング・ヘッズ『Once In A Lifetime』を、それぞれ短いフレーズで演奏していた。
これらを受けて、ベックはハーモニカを吹きつつ『One Foot In A Grave』を披露し、そして再び『Where It’s At』に戻っていくという構成だ。ベックは歌い終えるといち早くステージを後にし、バンドだけで少しの間演奏が続いた。やがてテンポがスローになり、演奏が終了するかしないかというときに、スタジアムの裏側から花火があがった。
ワタシのサマーソニック’18は、これにて終了。参加された皆さん、おつかれさまでした。
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