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アス(US)@フジロック’24前夜祭

公開日: : Fuji Rock Festival'24

アス(US)@フジロック’24前夜祭

モバイルオーダーしていたオフィシャルグッズを受け取り、19時40分頃にオアシスエリアに入る。エリア内は、ほぼ満員。

20時に花火があがり、前夜祭スタート。MAMEZUKAのDJを経て、フィンランド若手バンドのアスだ。実は、彼らは3日間どこかしらのステージに立つのだが、とすると前夜祭にも出てくるのではと思っていた。

アスは、ドラム、ベース、ギター、ヴォーカル&ギター、そしてハーモニカの5人組だ。スタイルは骨太のガレージロックで、1曲1曲はコンパクト。1曲終わると5人揃って礼をし、ほとんど間を開けずに次の曲をはじめる。ダラダラせずに、ひたすら演奏にエネルギーを注ぎ込む。若いバンドはこうでなくっちゃ。

2本のギターは、ヴォーカルの方はメロディー重視の正統派だが、時々ハードなカッティングを入れてくる。もうひとりの方は、ディストーションを利かせたノイジーなリフを発していた。つまり、ふたりはタイプの異なるスタイルで、それが共存できているのは、ドラムとベースのリズム隊がしっかりしているからだと思う。

そして、ハーモニカに特化するという、極めて稀なメンバーだ。バンド演奏の中に、アドリブなのかそれとも決まったパートなのか、ハーモニカの音を入れてくる。ただ、いつもいつも吹いているわけではないので、踊ったり、コーラスを入れたりしていた。この人がステージ中央で、実は最も目立っていた。

アスにとっても、そしてフジロックにとっても、絶好のスタートだ。

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