ザ・ハイヴス(the Hives)@フジロック’25
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Fuji Rock Festival'25 フジロック

フジロック出演は、2006年グリーンステージ以来実に19年ぶり。個人的に観るのも、そのとき以来になる。
ステージのバックには、バンド名の5文字のスペル「H」「I」「V」「E」「S」が入った風船が横並びになっていた。ドラムセットやPA機材は、かなり後方に設置されていた。ふたりのスタッフが、忍者の格好でセッティングしていた。
時間になり、メンバーが黒地に白のアクセントが入った彼らのトレードマークとも言えるいでたちで登場。既に場内は興奮の坩堝と化す中、最後にヴォーカルのハウリンが登場してライヴがスタートした。
爆音で、ガレージパンクのごとく荒々しいサウンドになっている。敢えて、こういうアレンジにしているのだろうか。夜のレッドマーキーはただでさえ尋常ではない雰囲気になっていることが多いが、それに拍車をかけている。2本のギターとベースが一体になり、分厚いリフに化けている。
そしてハウリンだが、ほとんど1曲毎にMCを入れ、コールアンドレスポンスをしたり、手拍子を求めたり、もっともっとというジェスチャーをしたりする。そして、「19 years」を連呼。フジロック出演が19年ぶりであることを、彼らも意識していた。
ハウリンしゃべりすぎ、と、中盤までは思っていた。がしかし、5人全員が汗びっしょりで、しきりに水分をとっていた。つまり、1曲1曲に全力投球していて、曲間をとらなければ続けられない、そういうスタイルでいくことををあえて選び、続けているのではないかと思うようになった。
このバンドお約束の静止パフォーマンスもあり、ラストはハウリンがステージを降りてフロアのど真ん中に突入。PAブース近くまで足を進めたようだ。オーディエンスにはしゃがむよう伝えていて、ジャンプの合図をすると自らは走ってステージに戻っていった。
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