*

L.A.ギャング・ストーリー(2013年)

L.A.ギャング・ストーリー(2013年)

1949年のロサンゼルス。マフィアのボス、ミッキー・コーエンとその巨大犯罪組織を撲滅するため、ロス市警は6人の精鋭部隊を結成する。彼らは警官バッヂを捨て、マフィアにも匹敵する違法行為で組織とコーエンを追い詰めるが、コーエン側ももちろん黙ってはいなかった。

実話を脚色したとのことで、ミッキー・コーエンは実在した人物だ。ストーリーが、アル・カポネを追い詰める「アンタッチャブル」に似ている気もするが、こちらのキャスティングはかなり地味。しかし、その分ストーリーに集中しやすく、ド派手で過激な銃撃戦やカーチェイスといったアクションシーンは理屈抜きで楽しめる。

コーエンは、ショーン・ペンが怪演。ワタシが観たことがあるのは「アイ・アム・サム」「デッドマン・ウォーキング」などだが、ついにここまで(アクが強くてどうしようもなく悪いボスの役をこなすまで)きたかという、妙な感慨を覚えた。

対する市警の部隊は、リーダーのオマルを「メン・イン・ブラック3」「デッドプール2」のジョシュ・ブローリン、若きホープのジェリーを「ブレードランナー2049」の。コーエンの愛人だったが、ジェリーとも関係を持つ女をの。「アメイジング・スパイダーマン」では主人公ピーターのガールフレンドの女子高生役だったエマ・ストーンだが、今回の方が役に合っている。

市警部隊のメンバーでナイフの名手の黒人巡査がいて、この人はMCUではサム/ファルコンのアンソニー・マッキーだった。また、早撃ちの老ガンマンがいたのだが、なんと「ターミネーター2」でT-1000を演じていたロバート・パトリックだった。終演後に調べてわかったのだが、観ている最中は全然気づかなかった(汗)。

関連記事

ソルト(2010年)

ソルト(2010年)

ロシアからの亡命者オルロフが、CIAに確保された。オルロフは、ロシアからイヴリン・ソルトとい

記事を読む

レッド・スパロー(2018年)

ロシアの天才バレリーナのドミニカは、演技中の事故により足を負傷。バレリーナとしての道を断念す

記事を読む

チャイルド44 森に消えた子供たち(ネタバレあり)

1953年、スターリン独裁政権下のソ連。理想国家がうたわれ、殺人は西側諸国による野蛮な行為で

記事を読む

ARGYLLE/アーガイル

ARGYLLE/アーガイル(ネタバレ注意)

人気スパイ小説『アーガイル』を執筆する、作家のエリー・コーンウェイ。結末のアイディア出しのた

記事を読む

J・エドガー(2012年)

老年のJ・エドガーは、部下に命じて回顧録を記述させる。若い頃司法省で働きながらFBIを設立さ

記事を読む

  • 全て開く | 全て閉じる
PAGE TOP ↑