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THE ROCK STORIES

The Rolling Stones『GRRR!』

先月、フジテレビで3夜連続計6時間で、ロックの歴史を紹介する番組「THE ROCK STORIES」が放送された。洋楽ロックの歴史を、映像を交えつつ、日本のアーティストたちが語るという構成になっていた。

第1夜が、エルヴィス・プレスリー、ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ビーチ・ボーイズら。第2夜はボブ・ディラン、レッド・ツェッペリン、ブルース・スプリングスティーンなど。第3夜は、パンクから90年代オルタナティブまでとなっている。

日本のアーティストたちも、さまざまな顔ぶれが揃った。Charと仲井戸麗市、ミッキー・カーティスとムッシュかまやつ、ラヴ・サイケデリコと中村一義と曽我部恵一、奥田民生と吉井和哉と山崎まさよし、小室哲哉とアルフィー高見沢、小林武史と亀田誠治、エレカシ宮本、Zazen向井、横山健と10FEETの人とホルモンの人、くるりとOKAMOTO’S、The BirthdayチバとBawdiesの人、ギターウルフのセイジ、Dragon AshのKJと金子ノブアキ、などだ。

映像は、正直言って観たことのあるものが大半だった。強いて言うなら、ミック・ジャガー、キース・リチャーズ、ジミー・ペイジ、ポール・ウェラーがこの番組のためにインタビューに応じてくれたのが嬉しかった。日本のアーティストたちの語りは、まあそれなり。チバが、ウィルコ・ジョンソンがいなければアベフトシはいなかったと言っていたのが印象的だった。

自分が好きなアーティストが取り上げられれば嬉しく、スルーされれば残念な気持ちになるのは、こうした企画には常につきまとう。グラムロックやプログレはほぼスルーだし、パンク以降のアーティストは詰め込みすぎもいいとこだ。パティ・スミスやジャニス・ジョップリンなどをとりあげてはいたが、女性ロッカーをもっと取り上げてくれてもよかったかなとも思う。

というわけで、ワタシにとっては1度観てしまえばOKな番組だが、地上波でこのような趣旨の番組が放送されたことについては嬉しく思っている。

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