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ザ・ストーン・ローゼズ(The Stone Roses)『メイド・オブ・ストーン』

公開日: : 最終更新日:2026/02/25 The Stone Roses

ザ・ストーン・ローゼズ:メイド・オブ・ストーン

1996年に解散したストーン・ローゼズが、2011年に再結成。密着したドキュメンタリー映像『Made Of Stone』を観た。

アバンは、野外ライヴでイアン・ブラウンがステージを降り、モッシュピット最前列のオーディエンスとハイタッチ。タイトルコールを経て、再結成記者会見となる。会見に臨む直前の控え室からカメラが入っているのが、バンドの裏側に入り込んでいることを伺わせる。会見では、再結成と翌2012年6月にヒートン・パークでライヴをおこなうことが発表された。

一軒家を改装したかのようなスタジオで、リハーサルに取り組む4人。イアンはソロで、マニはプライマル・スクリームで活動していて、つまりは現役だ。一方、ジョン・スクワイアは(一時はソロ活動をしていたものの)画家で活動、レニはほぼ引退状態と、音楽からは遠ざかっている状態。だが、レニのドラムが屋台骨となり、ローゼズのグルーヴ感が復活している。

合間には、活動初期の映像も交えられていた。初ライヴは1984年、メンバーチェンジを経て1987年にマニが加入してラインナップが固定された。スタジオでおどける4人や、悪意に満ちた女性インタビュアーの質問を黙って聞くイアンとジョンなど、DVD『The Stone Roses』にも収録されていた映像も組み込まれていた。

ヒートン・パークに先駆けて、マンチェスターの小規模な会場でのライヴが突如発表。無料ライヴだが、ローゼズのCDやTシャツなどのグッズを持っていることが条件らしい。キャパシティは、ZeppやBlitzクラスだろうか。ステージに4人が登場し、マニが『I Wanna Be Adored』のイントロを弾くと、場内はそのリフを合唱。日本にはないノリだ。

その後ヨーロッパツアーに出て、バルセロナやリヨンなどでライヴをおこなう。しかし、アムステルダムで事件発生。本編終了後にレニが帰ってしまい、アンコールで予定していた『I Am The Ressurection』を演奏しないという事態に。場内からブーイングが飛び交う中、イアンが出てきて釈明した。この翌日、本作の監督がカメラを止めて一部始終の撮影をしなかったことを明かす。

そして、いよいよヒートン・パーク公演だ。名前の通りライヴ会場ではなくふだんは公園で、ローゼズのライヴのために特設ステージが設営された。4人の演奏に、場内は狂喜。ここでアバンとリンクし、イアンはオーディエンスのスマートフォンを手にして撮影に応じる。タイトルでもある『Made Of Stone』のところで、エンドロールとなる。

このエンドロールも必見だ。なぜなら、画面左にクレジット、右にヒートン・パーク以降のツアーの映像が流れ、フジロックの映像が結構使われていたのだ。新幹線での移動、車窓から臨む苗場の光景、バックステージ、日本人オーディエンスなどが確認できた。この日このとき、ワタシもその場にいた。マニが亡くなった今、ほんとうに貴重な記録と記憶になってしまった。

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