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機動戦士ガンダム Twilight AXIS 赤き残影

公開日: : 最終更新日:2025/11/13 宇宙世紀

機動戦士ガンダム Twilight AXIS 赤き残影

元ジオンのアルレット・アルマージュとダントン・ハイレッグは、その出自を隠してコロニーでクリーニング店を営みながらひっそりと暮らしていた。地球連邦軍のメーメットがふたりを訪れ、アクシズに残存していると思われるサイコフレームの回収を依頼する。

調査隊一行は廃墟となったアクシズに潜入するが、そこに謎の兵団が潜んでいて、ガンダムタイプのモビルスーツと交戦となる。切り抜けたアルレットはサザビーの残存機体を発見し、コクピットからサイコフレームを抽出。しかし、ガンダムタイプに見つかってしまう。

もともとは小説で、ウェブアニメとして5分6話として配信されたスピンオフだ。ワタシが観たのは、6話を再編集した30分のバージョンになる。

ふたりの一年戦争時の回想が随時入ってくるが、メインの時間軸はアクシズショックの後であることが、だんだんわかってくる。ダントンは優れたモビルスーツパイロットだったが、人を殺せないという弱点を抱え、戦場に出ないテストパイロットの任務についていた。

アルレットはフラガナン機関でニュータイプの素養がある少年少女のひとりとして訓練を受けていたが、モビルスーツパイロットとしては失格と判定されてしまう。しかし、技術者としての才能に着目したシャア・アズナブルが引き取っていた。アルレットは、ずっとシャアとララァの影を追い続けていた。

ガンダムタイプでふたりを攻めてくるのがどの組織なのかさっぱりわからなかったが、後でネットで情報収集し、バーナムという私設企業とわかった。そして、『F91』での敵になるクロスボーン・バンガードの前身にもなっているそうだ。

後付け感が拭えないのは、後発の作品にありがちなこと。本作は、一年戦争からラプラス事変までの時間軸を横断しつつ、宇宙世紀ものとしては『F91』だけ他の作品と時間軸が離れ独立してしまった感があるのを、結びつける役割も担っているようだ。

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