ボーンヘッド（Paul Arthurs）、オアシス（Oasis）の10月ツアーから離脱

現在、ワールドツアー実施中のオアシス。ギタリストのひとり、ボーンヘッドことポール・アーサーズが、10月のツアーには参加しないことを表明した。

今年1月に、前立腺がんが見つかったとのこと。7月から9月までのオアシスのツアーではステージに立っていたが、10月に治療をおこなう必要があるそうだ。10月の公演予定地は、オセアニアとアジア。つまり日本公演にこの人は来ないことになる。

ボーンヘッドはオアシスの初代リズムギタリストだったが、1999年に脱退。公式発表された理由は、家族と過ごす時間を増やすこととされ、つまり音楽業界からはほぼ引退したものと思われていた。再びその名を聞くようになったのは、リアム・ギャラガーのソロツアーに参加したことだ。

特にリアムとは、オアシス脱退以降も交流が続いていたと思われる。ドキュメンタリー『アズ・イット・ワズ』によると、メディアにバッシングされたリアムは、一般人の長兄（この人もポール）とボーンヘッドに助けを求めていて、ふたりはリアムをサポートしていた。

昨年、突如としてオアシス再結成が発表された。もしかすると、リアムとノエルの仲をとりもち、再結成に向かわせたひとりはこの人かもと想像してしまう。

ノエル、ゲム、そしてボーンヘッドのトリプルギター体制のオアシスのライヴは、とても観たかった。残念。がしかし、当然だが身体を治すのが第一なので、まずは治療に専念してください。11月からのツアーには復帰するとのことなので、大事には至っていないと信じている。