スタンリー・キューブリック展@デザインミュージアム(2019年4月28日)
公開日:
:
最終更新日:2019/05/05
ロンドン旅行2019年4月-5月 スタンリー・キューブリック
映画監督スタンリー・キューブリックの展示が、ワタシがロンドンに到着する1日前から開催されることをたまたま知り、行くことを決めていた。会場のデザインミュージアムは、常設展示は無料だが、特別展であるこの展示は有料だった。
ミュージアムに着くが、入場列が外にまで溢れていて焦った。そしてコレは、まさにキューブリック展のブースから伸びている列だった。更には、係員が本日分のチケットが完売していることを伝え、これで離脱する人もいた。ワタシは事前にチケットを取っていて、50分ほど並んだ末に入場することができた。
序盤は、キューブリックが使っていたカチンコやノート、撮影用カメラ、ポスター、絵コンテ、脚本(「2001年宇宙の旅」「フルメタル・ジャケット」など)などが展示。ぶっちゃけ、混雑していたのはこのブースだけだった。
そして、代表的な作品毎のブースになる。作品は「スパルタカス」「フルメタル・ジャケット」「ロリータ」と続き、そして「時計じかけのオレンジ」へ。アレックスの白ツナギの衣装、ぺニスのオブジェなどが展示されていた。
展示の後半は「博士の異常な愛情」「アイズ・ワイド・シャット」「シャイニング」「バリー・リンドン」となっていた。「博士」では会議室の模型が、「アイズ」では仮装パーティーの衣装や仮面が、「バリー・リンドン」では衣装が、「シャイニング」では女の子姉妹の衣装や巨大迷路の模型などがあった。
そして最後は、「2001年宇宙の旅」。序盤の猿の着ぐるみ、宇宙船ディスカバリー号の模型、乗組員が着用していたオレンジの宇宙服、科学者の部屋の再現、HAL9000の象徴と言っていいレンズなどが展示。観ていて胸が騒ぎ、心が踊った。
グッズ売り場も覗いたが、品種が今ひとつ。ノートや鉛筆などの文房具、マグカップ、靴下、ポストカードなどがあったが、決め手に欠ける。図録だけで数種類あったが、全て英語なのは致し方ないとして、どれもこれも分厚すぎて持って帰るにはかなりかさばる。というわけで、結局「シャイニング」柄のトートバッグを購入した。ミュージアム1階には、「時計じかけのオレンジ」で使われたスーパーカーが展示されていた。1971年に作られたとは思えない、未来的なデザインだった。
滞在中、ホテルのテレビで連日キューブリック監督作品が放送されているのを見かけた。この展示にリンクさせてだったのだろうか。また、30日にネットしたとき、キューブリック展のチケットがこの時点で5月4日分まで完売していることを知った。キューブリック恐るべし。そして、観られたのはとてもラッキーだった。
関連記事
-
キュー・ガーデンズ:世界遺産のイングリッシュ・ガーデン(2019年4月28日)
英国名物のひとつが、イングリッシュガーデン。今回は、世界遺産にも認定されているキュー・ガーデ
-
羽田空港からロンドンへ(2019年4月27日)
ブリティッシュエアウェイズにて、朝9時頃に羽田空港から出発。約12時間の飛行を経て、ロンドン
-
ビル・ワイマンズ・スティッキー・フィンガーズ(2019年4月28日)
元ローリング・ストーンズのベーシスト、ビル・ワイマンがオーナーを務めるレストラン、ス
-
ウエストミンスター寺院(2019年4月30日)
4年半前の旅行では、前を通って入場待ちの列の長さを見て断念し、外観を眺めるに留まったウエスト
-
ロンドンから帰宅(2019年5月1日~2日)
朝8時にホテルをチェックアウト。ディストリクトラインに乗車しようとするが、ウイークデーの朝につき通勤