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2001年宇宙の旅(1968)

公開日: : 最終更新日:2015/11/13 スタンリー・キューブリック

2001年宇宙の旅(1968)

人類が月に住むようになった時代。宇宙船ディスカバリー号は、木星探査の任についていた。乗組員はボーマン船長とフランク、そして人工冬眠中の3人。あるとき、人工知能HAL9000がユニット故障を告げるが、実際は故障はなかった。2人はHALの誤作動を疑うが、HALはそれを察知。フランクを船外に追い出し、人工冬眠装置を切る。

ボーマンはHALの思考装置を停止させ、探査の真の目的がモノリスの調査であることを知る。ディスカバリー号は、木星軌道上のモノリスに導かれるようにスターゲイトを通過。ボーマンは白を基調とした不思議な部屋に入り込み、そこで老人を目撃する。老人がベッドについたかと思うと、宇宙空間に胎児が誕生していた。

何度も観ている作品だが、ネットなどで情報をみかけることで、最近になってようやく内容がわかりかけてきた。モノリスは、高度な文明を持った未来人による造物。上述の老人は実はボーマン自身で、その後死を迎え、胎児すなわちスターチャイルドとして生まれ変わる、ということのようだ。

ナレーションが一切なく、『ツァラトゥストラはかく語りき』をはじめとするクラシック音楽が効果的に機能する。難解でミステリアスな作風だが、監督のスタンリー・キューブリックはあえてわかりにくくしたそうで、その試みは成功していると言える。

映像技術は、まあ見事だ。VFXもCGもない時代であったにもかかわらず、とても緻密で、鮮明で、未来的なイメージを喚起させてくれる。SF映画はこの作品以前にもあったはずだが、技術的に稚拙で、またそれでも仕方がなかった。この作品の前と後とで、SF映画のあり方は大きく変わったのだ。

脚本はキューブリックとSF作家のアーサー・C・クラークの共同名義。クラークは、当時既に立場があった人にもかかわらず、キューブリックに何度も書き直しをさせられ、また自身が書いた小説版の発売時期を大幅に遅らされたとのこと。小説版の方も、少し気になる。

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