*

ライド(Ride)@フジロック’15

公開日: : 最終更新日:2020/06/13 Fuji Rock Festival'15

セットチェンジでバックドロップに「RIDE」の文字が掲げられただけで、テンションが上がった。そして日が沈み時間になり、イントロのSEが響き、4人が姿を見せたところで、更にテンションが上がった。

『Leave Them All Behind』でスタート。マーク・ガードナーが中央正面、向かって右広報にはベーシスト、マークの真後ろにはドラマーが、それぞれ陣取っている。そしてマークの向かって左には、アンディ・ベルだ。マークはアニマルハウスで、アンディはオアシスとビーディ・アイで観たことがあるが、2人が並び立つ姿ははじめて観る。

続いて、早くも名曲『Like A Daydream』が!この4分弱に凝縮された世界観は、とてつもなく濃い。そして、25年くらい前に書かれたであろう曲は、今なお説得力を備えている。それは曲が持つ魔力だけでなく、演奏している今の彼らの技量と情熱があるからだ。

ギターチェンジは頻繁に行われているが(特にアンディは)、曲間が間延びすることなどなく、次から次へと演奏が進められる。主なMCはマークだが、アンディも時折あいさつをする。オアシス時代、アンディがステージでしゃべっているのを観た記憶がないので、とても新鮮だ。

しかしだ。ギター&ヴォーカルのツインリードは、こうも迫力があり、そして美しいものなのか。2本のギターの絡み合いではテレヴィジョンがいるが、ヴォーカルまでとなると、ちょっと浮かばない。それぞれがリードヴォーカルの曲があり、コーラスワークも見事だ。強いて言えば、マークはパフォーマーとしてオーディエンスにアピールする仕草が多く、一方のアンディはまさにうつむきながらギターをかき鳴らす、シューゲイザーを
体現している。

終盤に放たれた『Vapour Trail』は、ライドにおいて個人的に最も好きな曲だった。タイムレスなメロディは、おととい観たフーファイの『Everlong』にも通ずるものがあると思っていて、それをナマで体感できたことの喜びを噛み締めた。ライヴは、『Drive Blind』で締め括られた。

ほんとうに素晴らしいライヴで、特にアンディ・ベルが抜群にカッコよかった。たらればだが、もしオアシス時代に、ギャラガー兄弟がこの人の資質をもっともっと生かしていれば、バンドの音楽性は拡大されたのではなかったのかと思ってしまった。

関連記事

デッドマウス(deadmau5)@フジロック’15

なんと、予定時間よりも10分前倒しでスタート。卓がステージ横幅いっぱいにまで設置されていて、その中央

記事を読む

トッド・ラングレン(Todd Rundgren)@フジロック’15

ステージにはドラムセットもアンプも見当たらず、DJ卓とマイクスタンドが3本あるくらい。これほんとにト

記事を読む

椎名林檎@フジロック’15

バンドはかなりの大所帯。生楽器勢は、ギター浮雲やピアノのヒイズミなど、去年の林檎博と同じメンバーと思

記事を読む

ベル・アンド・セバスチャン(Belle And Sebastian)@フジロック’15

ミューズ終了後に急いでホワイトステージに移動。ベルセバのライヴは既に終盤だったが、それでも30分くら

記事を読む

Flowers Of Romance image

フジロック、オレンジコートがなくなる?

既に話題になっていることだが、今年のフジロックフェスティバルで、主要ステージのひとつオレンジコートが

記事を読む

  • 全て開く | 全て閉じる
PAGE TOP ↑