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U2『18 Singles(DVD付限定盤)』

公開日: : 最終更新日:2023/02/12 DVD・映像

U2『18 Singles(DVD付限定盤)』

2006年11月、がシングルコレクション集をリリースした。

タイトルの通り18曲が収録されているが、キャリアを総括したベストとは少し違う。ベストについては『The Best Of 1980-1990』『The Best Of 1990-2000』の2枚を既にリリースしているのでそちらに委ね、こちらはシングルに焦点を当てていると思われる。とは言いながら、『Sunday Bloody Sunday』はヨーロッパ限定のシングルカットとのこと。若干変則的のようだ。また、ラストの『Saints Are Coming』『Window In The Skies』は本作とほぼ同時にリリースされていて、この2曲のプロモーションも兼ねていたようにも思える。

初回限定盤には、ヴァーティゴツアーから2005年イタリアのミラノ公演を収録したDVDが同梱されている。このツアーでは『Vertigo//2005 : Live From Chicago』というライブDVDをリリース済みということもあり、ここでの収録曲は10曲とコンパクトで、ダイジェストにしてボーナス的な位置付けにあるのだと思う。

とはいえ、『Elevation』のイントロ部での場内大合唱は圧巻。『Miss Sarajevo』が選ばれているのは、共演したルチアーノ・パヴァロッティがイタリア人だからかな。『Original Of The Species』では、地元ミラノのストリングス楽団がアーチ状の花道の先端部に陣取り、U2と共演。U2のライブは基本的にメンバー4人だけによる演奏なので、とても珍しくそして貴重だ。

最終の『With Or Without You』は実際のライブでは本編ラストで、終了後4人はステージ前方に出て並んで挨拶。場内からはこの曲のラストのコーラス部が合唱され、メンバーが熱気に包まれながらステージを後にし、エンドロールとなる。ダイジェストでも観ていて力が入るし、出すからにはファンが満足するものをという、バンドの意地が感じられる。

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