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ターミネーター:ニュー・フェイト(ネタバレあり)

ターミネーター:ニュー・フェイト(ネタバレあり)

1997年の「審判の日」を防いだ、サラ・コナーと息子のジョン。しかし、スカイネットは複数のターミネーターを送り込んでいた。2人は逃亡し続けていたが、1998年にジョンはそのうちの一体に殺害されてしまう。

それから22年後。メキシコに2体の戦士が送り込まれる。1体は、最新型ターミネーター「REV-9」。もう1体は、女戦士グレース。REV-9の目的は工場で働く女性ダニーの殺害、グレースはREV-9から彼女を守るためだった。スカイネットは消滅したが、未来ではリージョンという新たなコンピューターが世界を支配し、人類は抗戦していた。

「ターミネーター」シリーズはこれまで5作公開され、今回は6作目になる。それまでのストーリーでは、回避したはずの「審判の日」が「3」でついに現実化してしまい、「4」はジョンが抵抗軍の部隊を率い、誕生した初代ターミネーターと戦う。「新起動/ジェニシス」は、別の時間軸を設定しての攻防になっていた。

本作は最もヒットした「2」の正統なる続編とされ、初期2作を監督したジェームズ・キャメロンが制作総指揮を務めている。リンダ・ハミルトンがサラ・コナーとして復帰し、アーノルド・シュワルツネッガーもT-800として復帰している。監督は「デッドプール」のティム・ミラーだ。

新キャラとしては、ダニーを守る女戦士グレース。彼女はターミネーターではなく、肉体を強化された改造人間だった。身体能力は高いが、維持するために薬の投与が欠かせないという欠点を持つ。演じるはマッケンジー・デイヴィスという人で、「ブレードランナー2049」では娼婦を装ったレプリカント解放軍のひとりを演じていた。ダニーはこの時代では普通の女の子だが、未来では大きな存在になっている。

そしてREV-9だが、かつてのT-1000を彷彿とさせる液体金属の進化形になっている。金属スカルのボディと重油のようにドロドロした液体金属が分離する作りにもなっていて、短時間なら2体として稼動することもできる。弱点は、およそなさそうだ。演じるはガブリエル・ルナという人で、「エージェント・オブ・シールド」のシーズン4でゴーストライダーをこなしていた人だ。

歴史のあるシリーズなので、継承があれば新機軸もある。違和感もある。ジョンが序盤で早々に殺害されてしまうが、予告編にジョンが全く出てなかったことから、これは想定していた。違和感の最たるは、そのジョンを殺したT-800が改心して影ながらサラを支え(サラは当然反発)、かつ妻子を持ち家庭を築いていたことだ。人間らしくあろうとするターミネーターって、ブレードランナーのレプリカントかい!とツッコミを入れたくなる。

カーチェイスやヘリコプターでの攻防は、「2」を思い起こさせる。ダニーを守るグレースは、「1」でサラを守るカイル・リース、「2」でジョンを守るT-800を彷彿とさせる。サラ、グレース、T-800でREV-9と対峙するクライマックスは、「2」や「4」でジョンとマーカスが初期型T-800に立ち向かうさまとダブる。主要キャラクターが女性で占められていて、テレビドラマの「サラ・コナー クロニクルズ」を思い出す。

今回、久々にMX4Dで観た。ほぼ毎分何かしらが稼動していて、激しいアクションシーンでは何度も椅子からずり落ちそうになった(笑)。

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