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バットマン・ビギンズ(2005年)

バットマン・ビギンズ(2005年)

大富豪のブルース・ウェインは、幼少時に目の前で両親を強盗に殺され、そのトラウマを抱えつつ恐怖とは何かに悩み、放浪の旅に出る。やがて、・アル・グールの代理ヘンリー・デュカートと出会い、ヒマラヤの奥地にある「影の同盟」にて修行の日々を送る。恐怖を克服したウェインは、その実力からデュカートに認められるも影の同盟とは袂を分かち、ゴッサムシティに戻る。

執事アルフレッドやウェイン産業応用化学部のフォックスらのサポートを得て、ブルースは、幼少時の体験をもとに自らが犯罪者を恐怖させる象徴として、バットマンとなることを決意。しかし、敵はゴッサムの裏社会を牛耳る犯罪者だけでなかった。ゴッサムに見切りをつけて滅ぼさんとする影の同盟、そしてデュカートことラーズ・アル・グールが、バットマンの前に立ちはだかる。

ティム・バートン監督から始まった実写版バットマンの5作目になるが、過去4作との関連はない。クリストファー・ノーラン監督3部作の第1作という位置付けだ。

ティム・バートン版がおとぎ話のような非現実の世界観の中にあるのに対し、クリストファー・ノーラン版は現実世界に直結していると思わせる描き方になっている。ゴッサムシティがニューヨークがモデルになっているのはミエミエで、自由の女神やエンパイヤーステートビルがない以外はニューヨークそのものに思えてくる。

劇場公開時に観に行っているのだが、改めて観てみるとキャストの豪華さに唸らされる。ブルース・ウェインをクリスチャン・ベール、アルフレッドがマイケル・ケイン(「アルフィー」オリジナル版のアルフィー役)、フォックスがモーガン・フリーマン、汚職にまみれた警察の中唯一信頼できるゴードンがゲイリー・オールドマン、ブルースの幼馴染みで検事のレイチェルがケイティ・ホームズ(トム・クルーズの元妻)、ラーズ・アル・グールがリーアム・ニーソン、その影武者が渡辺謙、という具合だ。

中でも興味深かったのが、クレイン博士/スケアクロウのキリアン・マーフィーだ。後のノーラン監督作「インセプション」「ダンケルク」にも出演。なんでも、当初はブルース役のオーディションを受けて落ちたものの、ノーランがこの人を惜しいと思いクレイン役に据えたとのこと。まだまだ伸びしろのある役者だと思う。

ラストはジョーカーの登場を匂わせていて、傑作「ダークナイト」へと続いて行く。

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