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トム・ヨーク(Thom Yorke Tomorrow’s Modern Boxes)@フジロック’19

公開日: : 最終更新日:2019/07/31 Fuji Rock Festival'19 ,

トム・ヨーク(Thom Yorke Tomorrow's Modern Boxes)@フジロック'19

#fujirock

やっぱりトム・ヨークはすごかった!アトムス・フォー・ピース、そして2015年のホステス・クラブ・オールナイターでも観ているので、受けるインパクトはそれほどでもないかなと思っていたが、杞憂だった。

ステージ中央および右手側には、クラフトワークのような卓が3基、そして向かって左にはキーボードが設置されていた。そして、時間きっかりにライダースジャケットを着たトム・ヨーク登場。続いてナイジェル・ゴドリッチが中央やや左の卓に、VJを担うタリク・バリが右端の卓に陣取った。

トムは2人の間の卓でコンソールを操作しつつ、体を小刻みに揺らしながら前方に出てマイクを取って歌う。曲間では日本語も交えながらMCをし、歌うときはステージ上を右に左にと動く。ワタシはステージ向かって右前方で観ていて、この距離感でトムを観ているというだけで、テンションが上がる。

バックドロップには、絶えずアブストラクトな映像が流れていた。そして、ステージ上部のスクリーンも効果的だ。というのは、ステージを真横から捉えたカメラの映像が流れ、トムが卓上で操作するさままでが見えた。また、バックの映像とステージ上のトムとを被せたり、トムとナイジェルのシルエットと映像とを被せたりしていて、タリクの仕事ぶりのよさが伺えた。

トムは、『Harrowdown Hill』では自らベースを弾きながら歌った。終盤ではナイジェルがベース、トムがギターを弾きながら歌うというスタイルも観られた。トムのソロ作品は、(実際はちがうかもしれないが)ラップトップだけで作ったような宅録路線だが、それをライブで実現し肉体性を注入することで、別次元の世界観を構築している。

アンコールではトムがキーボードを弾きながら切々と歌い、そしてトムが2人を紹介した後、アトムス・フォー・ピースの『Default』で締めた。3人が肩を組んで挨拶して去っていったので、これでおしまいという空気が流れた。しかし、ステージは暗いまま、スタッフが撤収をはじめるようすもない。

というわけで、トム再登場。「ワンモア」と言ってキーボード弾き語りでの『Susirium』、つまり映画「サスペリア」のテーマ曲だ。オーラスにしては少し意外なセレクトだと思い、このセカンドアンコールはほんとうに突発的だったのかもしれない。

トム・ヨークがホワイトステージのヘッドライナーにブッキングされたときは、合点がいった。実験的なトムのソロの音楽性を思ってだが、ただ、実際のライブを観るにつけ、グリーンステージのヘッドライナーでもいけたんじゃね?と思ってしまう。ヒアウィゴーと入れ替えても、何の問題もなかったのではないだろうか。

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