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メン・イン・ブラック インターナショナル(ネタバレあり)

メン・イン・ブラック インターナショナル

幼い頃、自宅に紛れ込んでいたエイリアンを逃がしたモリー。大人になった彼女はMIB本部に潜り込み、見習いエージェントMとなる。上官のエージェントOからは、見習い期間中に功績をあげることを課せられ、ロンドン支局に行くことを命ぜられる。

ロンドン支局では、能力には秀でているがお調子者のエージェントHが、知人のエイリアン・バンガスを護衛する任務につくことに。MはHに熱意を伝え、共に護衛につく。しかし双子のエイリアンによってバンガスは殺されてしまい、Mはバンガスが死ぬ間際に小型の秘密兵器を託される。

「メン・イン・ブラック」シリーズはこれまで3作作られていて、3作目の公開は2012年。本作ではキャストもスタッフも一新し、続編でもスピンオフでもあるという位置付けだ。なので、トミー・リー・ジョーンズのエージェントKも、ウィル・スミスのエージェントJも登場しない。前作から引き続き出演しているのは、エマ・トンプソンのエージェントOだけかな。MがMIB本部に潜り込むときにエレベーターの前にいたパグは、エージェントFだったのかな。

エージェントHはクリス・ヘムズワース、エージェントMはテッサ・トンプソン。つまりこの2人、「マイティ・ソー/バトルロイヤル」でソーとバルキリーとして共演している。

クリスはソーのときは肉体をビルドアップさせていて筋肉隆々だったが(「アベンジャーズ/エンドゲーム」ではぶよぶよになっていたが/笑)、今回は黒スーツを着こなすスタイリッシュな体に。長身でアクションもこなす姿は、やはりサマになっている。

テッサ・トンプソンのMは、真面目で頭脳明晰で運動能力にも優れ、一時はFBIやCIAへの就職もしかけていた。暴走するHの抑え役にもなっていて、見習いとは思えない馴染みっぷりをみせる役どころだ。

ロンドン支局長ハイTを、リーアム・ニーソン。秘密兵器を狙う死の商人にして、かつてはHと恋人関係にあったエイリアンを、レベッカ・ファーガソン。レベッカは「ミッション:インポッシブル」の直近2作にMI6のスパイ役で出演しているが、今回はカラフルなおかっぱヘアだったこともあり、見ただけではわからなかった。

MIB専用エクスプレスで、あっという間にニューヨークからロンドンに着いたり、HとMが乗っていたレクサスはドアミラーや排気口から近未来的な銃器が取り出せたりと、ハイテク機器はかなり充実。舞台も、3年前のパリ・エッフェル塔から始まり、ニューヨーク、ロンドン、モロッコのマラケシュ、イタリアの島、と、目まぐるしく移り変わる(だから「インターナショナル」なのかな)。

お馴染みのカメオ出演も、もちろんある。あの人は実はエイリアン、とMIB本部のモニターに映っていたのは、チャイルディッシュ・ガンビーノことドナルド・グローヴァー。そして、MIBロンドン支局の秘密の入り口になっている、古いタイプライター店の主人が、なんとポール・スミスだった!ほかにも、ワタシが観て気づかなかったが、何人か出ていたようだ。

あと、小ネタだが、幼い頃のモリーのシーンで、彼女の父親がプリンスのTシャツを着ていて、観ているテレビではアポロニア6の『Sex Shooter』が流れていた。つい先日、プリンスのセルフカヴァーアルバム『Originals』がリリースされたばかりで、この曲は1曲目に配置されている。

この作品、どうやら前作までのファンには必ずしも好評ではないようだ。動員もあまり勢いがなく、ちょっと残念。しかし、個人的には楽しめたし、かつてのJとKだけではない、別のエージェントコンビ像があってもいいと思う。今後JとKが再登場し、HとMと共闘するクロスオーバー的な展開だって、あり得なくはないはずだ。

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