*

007 スペクター(2015年)

007 スペクター

メキシコシティで開催中の祭の中、007ことジェームズ・ボンドはスキアラという男を襲い、最終的には紋章の入った指輪を奪ってヘリコプターから突き落とした。これは、前作「スカイフォール」のラストで絶命した前任のMからの遺言だった。ボンドはイタリアへ行き、スキアラの未亡人に接近。彼女の身の安全を保障する代わりに、組織の秘密会議を聞き出して潜入する。

しかし会議中にボンドの正体がばれてしまい、あえなく脱出。その後、前々作「慰めの報酬」での敵だったMr.ホワイトがキーマンと知って接近。ホワイトは組織のリーダーであるオーベルハウザーと対立して瀕死の状態にあり、ボンドには娘のマドレーヌを守ることを条件に、組織の秘密につながるヒントを教えて自決。接触してきたボンドに、マドレーヌは組織の名前が「スペクター」であることを告げる。

劇場版の、現時点での最新24作目にあたる。今回はメキシコシティからはじまってローマ、オーストリア、モロッコを経て、決戦の地がになっている。前作で爆破されてしまった旧MI6本部をはじめ、テムズ川周辺がクライマックスでのスペクターとの戦いの地になっている。

キャストは、ジェームズ・ボンドをダニエル・クレイグ。ボンド役はこれが4作目だ。Mは前作のラストで就任したマロリーで、レイフ・ファインズ(『』シリーズのヴォルデモート)。前作に引き続き、ベン・ウィショーがQとして登場する。今回のボンドガールはマドレーヌで、レア・セドゥという人が演じている。

スペクターのリーダー、オーベルハウザーはクリストフ・ヴァルツ。ボンドを追い詰めるスペクターの巨漢殺し屋に、デイヴ・バウティスタ。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のドラックスの人だ。MI5のリーダーでスペクターとも通じていたCが、なんとアンドリュー・スコット。ドラマ「SHERLOCK」での宿敵モリアーティを演じていた人。驚いた。

主題歌はサム・スミス。劇中未採用ながら、が書いたバージョンもあって、バンドやのソロライブで、ちょくちょく演奏されている。

公開当時、ダニエル・クレイグがボンドを演じるのはこれが最後では?とよく言われていたが、どうやら続投が決まったようだ。

関連記事

007 慰めの報酬(2008年)

ヴェネチアで金の入ったトランクを奪ったミスター・ホワイトを捕らえた、ジェームズ・ボンド。組織

記事を読む

007 ノー・タイム・トゥ・ダイ(ネタバレ注意)

007 ノー・タイム・トゥ・ダイ(少しネタバレ)

MI6を離れ、マドレーヌと共にイタリア南部に向かったジェームズ・ボンド。ヴェスパーの墓を訪れ

記事を読む

007 スカイフォール(2012年)

MI6のエージェント、007ことジェームズ・ボンドは、トルコで漏洩した情報を入手した敵と格闘

記事を読む

007 カジノ・ロワイヤル(2006年)

ジェームズ・ボンドは、マダガスカルで武器密造人を監視し、射殺。その男の携帯電話のメッセージ「

記事を読む

『Pen+ 007完全読本』を読んだ

数回の延期を経て、ついに公開された『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ(以下NTTD)』。それ

記事を読む

  • 全て開く | 全て閉じる
PAGE TOP ↑