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マン・オブ・スティール(2013年)

マン・オブ・スティール(2013年)

滅亡の危機に瀕した惑星クリプトンにおいて、科学者ジョー・エルはコデックスという謎の物体と生まれたばかりの息子カル・エルを一体化させて地球に送り出す。ジョナサンとマーサのケント夫妻に育てられ、クラーク・ケントと名乗るようになったカル・エルは、常人にはない能力を持つことを自覚しつつ、自分は何者なのかを知るため放浪の旅に出る。

「ダークナイト」のクリストファー・ノーランが制作総指揮、ザック・スナイダーが監督を務める、新たなスーパーマンだ。過去の劇場用スーパーマンは、どちらかといえばスーパーマンに守られる人間側の視点に重点が置かれていると感じるが、ここではむしろクリプトン星人であるカル・エル側からの方に比重が置かれている。「スーパーマン」と呼ばれるようになるのは、かなり終盤の方だ。

ノーランといえば、ダークでヘヴィーながらリアリティーに溢れたバットマンを描き出したが、ここでの作風も全体的に重めだ。人とは違うという違和感、力をどう使うべきかという苦悩。力を使うことを止められたがために、養父ジョナサンを目の前で失ってしまう悲劇も味わう。内容的には、「バットマン・ビギンズ」にも近いものがある。

果たして今回の敵は誰?と注目していたが、クリプトン星で造反し追放されていたゾッド将軍だった。つまりレックス・ルーサーのような人間ではなく、同等の能力を持つ者同士の戦いとなり、その戦闘シーンはスピード感に溢れ、迫力に満ちている。IMAX3Dで観ると、臨場感は極上だ。

キャストは、クラークにヘンリー・カヴィル。なんでも、「スーパーマン・リターンズ」でもオーディションを受けていたとか。そしてクラークの脇を固めるのが、ジョー・エルのラッセル・クロウ、ジョナサンのケビン・コスナー、マーサのダイアン・レインと超豪華。デイリー・プラネット社の編集デスクはローレンス・フィッシュバーン、ロイス・レーンはエイミー・アダムス(「ビッグ・アイズ」)だ。

続編は来年3月に公開。気が早いが、今から楽しみにしている。

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