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アベンジャーズ(2012)

アベンジャーズ(2012)

国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.の長官フューリーは、緊急事態に陥った研究施設を訪れる。そこへワームホールが開き、マイティ・ソーの義弟ロキが現れる。ロキはコズミック・スピアでホークアイらの心を操って味方につけ、無限のエネルギーを備えた四次元キューブを強奪する。

フューリーは最強チーム「アベンジャーズ」結成を決意。アイアンマンのトニー・スターク、ハルクのブルース・バナー、70年の眠りから覚めたキャプテン・アメリカ、ソー、ブラック・ウィドウ、ホークアイらが揃う。それぞれに我が強く、当初は衝突ばかり。しかし終盤、四次元キューブの力により開通した巨大ワームホールから現れる宇宙生命体を目の当たりにし、団結して戦うようになる(ホークアイもマインドコントロールが解けて合流する)。

コミックスの人気キャラクターたちが勢揃いした、「ドリームチーム」を描いた作品になる。今作初見時にワタシが観たことがあるのは『アイアンマン』シリーズ3作と『インクレディブル・ハルク』だけだったが、『キャプテン・アメリカ』も『マイティ・ソー』も単体で公開され、続編も作られている。

これだけ揃うと、協力し合ってはいるものの、最も強いのは誰なのかという興味がわいてくる。どうやら、皆が認める最強はハルクのようだ。ブルースのときは知的で物静かな科学者だが、興奮状態が最高潮になり変異してハルクになると、もう手がつけられない。他のキャラとは対立してばかりいるトニーも、同じ科学者だからなのかブルースとは気が合っているようだ。戦闘のクライマックスで指示を出していたのは、「最年長」のキャプテンだった。

キャストは、ロバート・ダウニーJr.、、マーク・ラファロ、と、当然ながら主役級ばかり。ただし、ブルース役はエドワード・ノートンからマーク・ラファロに交代している。

日本でいうと、歴代仮面ライダーや歴代ウルトラマンが勢揃いしたような感覚だろうか。

【2018年4月26日追記】
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の公開に先立ち、観返してみた。前回観たときは『アイアンマン』シリーズと『インクレディブル・ハルク』くらいしか観ていなかったが、現在はマーベル・シネマティック・ユニバースの全部の作品を観ているので、各ヒーローのキャラクターがより入って来た。なかなか団結できないアベンジャーズの心をひとつにしたのは、シールドのエージェント・コールソンがロキに殺されたのがきっかけだった。

エンドロールの途中の映像で、ロキと組んでワームホールから地球にやってきたチタウリのリーダーと、サノスが会話しているシーンが流れた。サノス、実はこの時点で登場していたのだ。

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