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インターステラー(ネタバレあり)

インターステラー

近未来。地球は荒廃し食糧難に見舞われている。元宇宙飛行士のクーパーは農業を営んでいたが、娘の部屋に吹き込んだ砂嵐が座標を示す暗号になっていたことに気づき、車を走らせる。その敷地は、かつてのNASAの施設になっていた。地球の寿命が近いことを見極めた科学者たちは、新たに居住可能な惑星を求めて宇宙探査を行っていた。クーパーは娘に必ず帰ると約束し、人類存亡の使命を果たすべくロケットに乗り込む。

公開がはじまったばかりなので、あまり詳しいことは書かないが、個人的には今年ベストの作品だ。細かいところのいくつかは、予測できたところもある。がしかし、この壮大な物語をどう展開させ、どう帰結させるのかは予測がつかず、ぞくぞくしながら観た。2時間49分の大作だが、長いとは思わず、あっという間だった。ストーリーだけでなく、実写映像でどう描くのかにもぞくぞくした。マンガやアニメーションならまだしも、CG使用を極力抑えリアルな映像にこだわり、ナチュラルに仕上げることに成功している。

悲劇的な終わり方になってもやむを得ないテーマだったが、しかし希望の持てるラストに着地した。その手前、クライマックスのシーンは圧巻で、あの状況をこう視覚化したのか、それがそれまでのシーンとこう関わっていたのかと、嬉しくもなった(『2001年宇宙の旅』へのオマージュと思えるところもある)。そして、人類の存亡をかけるという巨大な使命と、父娘の愛との、両方を描き切ったのだ。

キャストは、クーパーにマシュー・マコノヒー、共に居住可能な惑星を探す科学者のひとりに、。監督はクリストファー・ノーランだ。ノーランは、『メメント』『バットマン・シリーズ』『インセプション』と、いずれも素晴らしい作品ばかりを輩出してきた人だが、今回もやってくれた。

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