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J・エドガー(2012年)

J・エドガー(2012年)

老年のJ・エドガーは、部下に命じて回顧録を記述させる。若い頃司法省で働きながらFBIを設立させて初代長官となり、共産主義者を国外追放させ、リンドバーグの息子誘拐事件の犯人逮捕に乗り出すなど、アメリカを守るため犯罪者逮捕に情熱を燃やす。

在職中に就任した大統領は計8人を数えるが、その大統領でさえ、エドガーはアンタッチャブルな存在になっていた。しかし彼には、決して公にできない秘密があった。

FBIを作ったとされている、実在の人物ジョン・エドガー・フーパーの半生を描いた映像作品で、演じるはレオナルド・ディカプリオ。20代から70代までを演じわけ、晩年の特殊メイクも不自然さがなく、アクの強いキャラクターと秘密により苦悩する姿を見事に演じ切っている。

エドガーの秘書役にはナオミ・ワッツ、長年に渡ってエドガーの右腕的存在となり、秘密を共有する副官にアーミー・ハマー、監督はクリント・イーストウッドだ(音楽監督も担当している)。エンドロールでリー・トンプソンの名を見つけたのだが、エドガーがジンジャー・ロジャースという女優と会うシーンがあって、ジンジャーの母親役だった。

この作品、出演は男ばかりで、女性となると前述のエドガーの秘書、エドガーの母親以外はこの女優のシーンくらいなのだが、観ていて気付かなかった。リー・トンプソンは、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズにおいて、マイケル・J・フォックス演じるマーティ・マクフライの母親役だった人だ。

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