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フー・ファイターズ(Foo Fighters)『Live at Wembley Stadium』

フー・ファイターズ(Foo Fighters)『Live at Wembley Stadium』

が2008年6月にのウェンブリースタジアムで行ったライヴを観た。8万6000人のオーディエンスが集まったとのことだ。

時期的には、この2ヶ月前に来日公演を行っている。東京は幕張メッセのオールスタンディングで、ワタシも足を運んでいる。セットリストはほぼ同じで、サポートメンバーを含めた『The Pretender』に始まり、その後はフーファイの4人に戻って近年の作品からの曲を中心に演奏。『Break Out』は当然のこと大合唱となり、『Stacked Actors』ではテイラー・ホーキンスのドラムソロを挟んだ。デイヴ・グロールは、ステージからフロアに突き出した花道に何度も行き、そこでまたオーディエンスとの一体感が生まれた。

中盤はアコースティックセットに。キーボードのラミ・ジャフェ()、バイオリンの女性、トライアングルの人などがサポートで、各メンバーのソロも。そして最も歓声が上がったのが、時代からの盟友パット・スメアだった。円形のステージは、このときゆっくりと回っていた。

エレクトリックに戻り、本編は『All My Life』で終了。そしてアンコールこそ、このDVDが永遠に観られ語られるアイテムになる、決定的な瞬間だ。デイヴがこの瞬間のために半年かけたと言い、そこで姿を見せたのはとジョン・ポール・ジョーンズ!デイヴがドラムセットに収まり、テイラーがヴォーカルで『Rock And Roll』だ。続いてはデイヴとテイラーがチェンジしての『Ramble On』。最近のジョン・ポール・ジョーンズのインタビューによると、このときのデイヴは緊張しまくっていたとのことだ。ex-ツェッペリンの2人が去り、フーファイ4人にてオーラスはアンセム『Best Of You』だった。

フー・ファイターズはこの後活動を休止し、ベストアルバムをリリースしている。思うに、音楽的にも肉体的にもバンドはピークに達し、区切りがついてしまったのだろう。そのピークを捉えたのが、この映像なのだ。

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あれやこれやと書きたいことはいろいろあるのだが、それは別途レポートに書くとして、ココでは情報

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