ロック誕生:ニッポンROCK40年
BSで、日本の70年代ロックを取り扱った特番を計6回に渡って放送していた。
取り扱ったアーティストは、はっぴぃえんど、フラワー・トラヴェリン・バンド、クリエイション、外道、近田春夫とハルヲフォン、四人囃子、Char、サディスティック・ミカ・バンド、頭脳警察など。頭脳警察は三里塚の映像を使っていて観たことがあったが、他はほとんど観たことのない、こんな映像があったのかという貴重なシーンの連続だった。第5回はローカル・ロックウェイヴと題されて、沖縄の紫、石川のめんたんぴん、福岡のサンハウスなどをピックアップしていた。
当事者や関係者のインタビューもあった。当事者では、近田、四人囃子の森園勝敏、外道の加納秀人、ゴダイゴのタケカワユキヒデなど。関係者では、彼らのプロデュースに携わった小倉エージやミッキー・カーチス、現ユニヴァーサルレコード会長の石坂敬一、写真家の鋤田正義などだ。最終回では、福島で行われたワン・ステップ・フェスティバルを扱っていて、主催した佐藤三郎のコメントを取っていた。佐藤はアメリカ旅行で映画「ウッドストック」を観て衝撃を受け、日本でも開催したいと考え、動いたそうだ。開催前は地元から反発を食らっていたのが、いざやってみて成功したら、来年もやろうと地元民から言われたと、苦笑いしながら話していた。フジロックで聞いたような話だ(笑)。
ハルヲフォン、イエロー、ファーイーストファミリーバンド、コンディショングリーン(必見かも)など、今回初めて知った音がたくさんあり、この頃の日本のロックもカッコいいなと改めて思わされた。また、自分がこれまでに観ているバンドも少なくなく、ありがたい経験をさせてもらっていることを実感した。頭脳警察や四人囃子は何度か観ているし、外道は2003年に、フラワー・トラヴェリン・バンドはおととしに、それぞれ観ている。また、2008年5月にはジャパン・ロック・バンド・フェスというイベントが日比谷野音であって、そこでは頭脳警察、ブルース・クリエイション、紫、めんたんぴんをいっぺんに観ていたのだ。
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