椎名林檎ツアーパンフ『景気を回復させるレシピ』

椎名林檎の2024年ツアー「(生)林檎博’24ー景気の回復ー」について、ツアーパンフレットが今年制作された。表紙デザインは、会場でも飛び交っていた伍萬札を並べたものだった。
B4版と大きめのサイズだが、内容は写真とインタビューで、見応え読み応えがあった。写真は、林檎、名越、伊澤、鳥越、石若のモノクロの見開き。林檎は、衣装のバリエーション分をフォロー。双子ダンサーのSISや銀河帝国楽団、そしてステージセットのショットもあった。名越のギターは、ジャガーだった。
インタビューは3本あり、どれも興味深かった。最初は児玉裕一で、映像について全体のコンセプトをはじめ、曲毎の映像にも解説するなど、かなり細かく語ってくれた。映像をつけなかった曲もあったが、それが「敢えて」だったこともわかった。ラストの映像は、曲名に合わせて2045年の世界を描くのだが、バッドエンドには会場で観て驚かされた。もちろん、こういう未来もありうるという意図した表現だった。
続くインタビューは林檎で、ツアーのコンセプトやホールとアリーナとの違いによる設定のあり方、メンバー招集など多岐に渡って語っていた。銀河帝国楽団は斉藤ネコと村田陽一に取りまとめてもらい、スケジュールなどの都合で人数を絞らざるを得なかったことも明かした。女性ゲストやSISについても、語っていた。いちばん驚いたのは、くだらないものを見たと半笑いして帰ってほしいと、彼女が思っていたことだ。
最後のインタビューは、林檎、児玉、そして衣装担当の神田恵介の3者。印象的だったのは、児玉と神田がイメージを伝えるのにアニメを多用していたことだ。エヴァンゲリオンやガンダム、風の谷のナウシカ、Dr.スランプなどの作品名が飛び交い、それらを通っていない林檎は会話について行けていなかった。調べたら、児玉50歳、神田49歳で、ふたりは同世代だった。
公式な場でのインタビューだからかもしれないが、児玉は林檎のことを「椎名さん」と呼び、林檎は「児玉」と呼んでいた。
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