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三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船(2011年)

三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船(2011年)

17世紀のフランス。田舎からにやってきた青年ダルタニアンは、成り行きから三銃士アトス・ポルトス・アラミスと仲間になり、行動を共にする。枢機卿リシュリューは国王ルイ13世の腹心であることに満足せず、王妃がイギリスのバッキンガム公爵と通じていると国王に思わせ、イギリスとフランスとの戦争に持ち込ませようと策略。二重スパイのミレディを使い王妃の首飾りを強奪するが、ダルタニアンと三銃士は首飾りを取り戻さんとする。

何度か映画化されている物語だが、今回は17世紀とは思えない、近代的な要素が加えられている。冒頭はレオナルド・ダ・ヴィンチが設計した飛行船の設計図を三銃士が奪取する場面で(結局ミレディと伯爵に横取りされる)、終盤は飛行船による攻防となる。首飾りが保管されている密室にはピアノ線がはりめぐらされ、剣による戦いもありえないくらいアクロバティックだ(3Dではこれが一層生きてくる)。

それもそのはずで、監督は『バイオハザード』シリーズのポール・W・S・アンダーソン、ミレディは監督の妻でもあるだ。バッキンガム公爵は、枢機卿リシュリューはクリストフ・ヴァルツと、脇を固めるキャストは結構豪華。しかし、主要キャストであるダルタニアンおよび三銃士の3人は、公開当時は演じている人がよくわからなかった。4人の中では、アラミスのがその後『ホビット』シリーズや『美女と野獣』のガストンなどで見かけ、『ドラキュラZERO』では主人公ヴラドを演じている。

ラストは続編作りますよー的な感じで(笑)、『バイオハザード4 アフターライフ』にものすごく似ている。でも、原作も壮大な叙事詩らしいので、このスペクタクルな路線での続編もありかなあ。

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